カメマンネン(KameManNen)の評判と特徴を徹底解説【2026年版】|「亀は万年」の名に込めた、丈夫で長く使えるチタン眼鏡

「カメマンネン」という名前、あまり聞きなじみがないかもしれません。実は私も、数年前まではこのブランドを知りませんでした。

メタルフレームが気になるけれど、度数が強いから細いリムは不安。そんなふうに感じていませんか? カメマンネンは、チタン製のメタルフレームが代表的なブランドです。メタルなのにリムに厚みがあり、私のように度数が強めの人でも、レンズが収まる可能性が高まります。メタルフレームの選択肢を増やしてくれたブランドの一つです。

この記事では、カメマンネン(KameManNen)の評判と特徴を、KMN-152を愛用する私の目線でまとめます。100年を超える歴史、技術的な特徴、代表モデルから2026年の新作、価格帯と向いている人まで整理します。知る人ぞ知るブランド「カメマンネン」、一緒に深掘りしていきましょう!


目次 Outline

カメマンネンとは?「鶴は千年、亀は万年」から生まれた福井の老舗ブランド

カメマンネンは、福井県鯖江市に拠点を置くアイウェアブランドです。ルーツは100年以上前の1917年までさかのぼります。まずは、ブランドの成り立ちを順番に見ていきましょう。

1917年、福井市のメッキ工場から始まった

カメマンネンの始まりは、1917年(大正6年)に木村菊次郎氏が福井市で創業したメッキ工場「木村製作所」です。最初から眼鏡をつくっていたわけではありません。

正規取扱店の廣島眼鏡店によると、その後の歩みは次のとおりです。

年できごと
1917年木村菊次郎氏が福井市でメッキ工場「木村製作所」を創業
1941年「株式会社木村製作所」に社名を変更し、眼鏡枠の製造を始める
1946年社名を「福井光器株式会社」に変更
1951年商品名「カメマンネン」を商標登録
1981年チタン製眼鏡フレームの製品化に成功
2008年「カメマンネン株式会社」が設立される
2013年シルモドール(パリの国際眼鏡展の賞)にノミネート

戦後は鯖江へ拠点を移し、眼鏡の工場として歩んできました。

ブランド名の由来は、ことわざの「鶴は千年、亀は万年」です。公式サイトでは、木村菊次郎氏が「丈夫で末永く愛用できるメガネを作りたい」という思いから名づけたと紹介されています。名前そのものが、ブランドの約束になっているわけです。

「日本最古のメガネブランド」といわれる理由

カメマンネンには、「日本最古の眼鏡ブランド」という説があります。公式サイトでも「国内最古のメガネブランドと言われる」と紹介されています。ただし、公式自身も「言われる」という表現にとどめています。

なぜ「諸説あり」なのでしょうか? 何を基準に「最古」とするかで、見え方が変わるからです。たとえば鯖江の眼鏡づくりの礎を築いた増永眼鏡は、1905年の創業です。一方で、カメマンネンが眼鏡枠の製造を始めたのは1941年、商標登録は1951年です。

  • 企業として眼鏡づくりを始めた時期で比べる
  • 「カメマンネン」という商品名(ブランド名)の古さで比べる

どちらの見方をとるかで、答えは変わります。そのため私は、「日本最古級の歴史を持つブランドの一つ」と受け止めています。増永眼鏡の歩みが気になる方は、増永眼鏡(MASUNAGA)の評判と特徴もあわせてどうぞ。

2008年の独立と、いまのカメマンネン

カメマンネンは長く「福井光器株式会社」の1ブランドでした。2008年にブランドとして完全に独立し、現在はカメマンネン株式会社が手がけています。

2017年には、現在の代表が株式を引き継いで経営を承継しました。直営店は、東京・神楽坂の旗艦店と、札幌の予約制ショールームの2か所です(2026年9月時点)。

2026年7月には、パリの国際眼鏡展「シルモ・パリ 2026」への出展も公式に告知されています。100年を超える老舗でありながら、いまも世界に向けて動き続けているブランドです。

カメマンネンが拠点を置く鯖江の特徴は、メガネの産地を知る記事で詳しくまとめています。

私が初めてカメマンネンを目にしたのは、店頭ではなくYouTubeでした。眼鏡ライターの藤井たかのさんのチャンネル「メガネ流行通信」で、お店ごとに眼鏡を紹介する企画のポンメガネの回だったと記憶しています。おすすめの1本として紹介されていたのが、最初の出会いです。

初めて見た印象をひと言でいうなら、「美しい」です。シェイプはラウンド、ボストン、クラウンパント、オクタゴンと多彩です。色もアンティーク調のシルバーやゴールドなど、年代物を思わせる渋い色合いがそろっています。

それまで私が持っていたメタルフレームは、リムがプラスチックのものだけでした。全体がメタルのフレームに挑戦しようと思えたきっかけが、カメマンネンです。


チタン・強度リム・スプラウトパッド——カメマンネンの3つの特徴

カメマンネンを語るうえで欠かせないのが、次の3つの特徴です。

  • チタン素材の眼鏡フレームを早くから手がけてきた技術
  • メタルなのに厚みのある「強度リム」
  • リムの下から伸びる鼻パッド「スプラウトパッド」

どれも「丈夫で長く使える眼鏡」という創業時の思いにつながっています。

1981年、公式が語る「チタンフレーム生産の世界初」

公式サイトによると、カメマンネンは1981年、チタン素材を使ったメガネフレームの生産に世界で初めて成功しました。チタンは、丈夫で軽く、錆びにくい素材です。

いまでこそ、チタンは高品質なメタルフレームの定番素材です。その当たり前を早い時期に切り開いた一社が、カメマンネンだったわけです。公式サイトでは、パーツの隙間やメッキの厚みまでミリ単位でこだわる姿勢が語られています。メッキ工場から始まったルーツを思うと、うなずける話です。

チタンと他の素材の違いは、眼鏡フレームの素材の種類と選び方で詳しく比べています。

メタルなのにリムに厚みがある「強度リム」

カメマンネンのフレームを手に取ると、まず気づくのがリムの存在感です。細く繊細なメタルフレームとは違い、リムに厚みと立体感があります。

この構造は「強度リム」と呼ばれています。公式サイトでも、リムに部分的な厚みや起伏を加え、メタルに奥行きと陰影を生むつくりだと説明されています。

取扱店の解説では、リムに厚みがあるぶん、度数の強いレンズの縁がはみ出しにくいとされています。私自身、度数が強めなので、ここは大きな魅力です。ただし、レンズの見え方は度数やレンズの種類によって変わります。購入前にお店で相談することをおすすめします。

リムの下から伸びる「スプラウトパッド」

カメマンネンの鼻パッドは、リムの下から生えているような独特の構造です。ポンメガネでは、この鼻パッドを「スプラウトパット」と呼んでいます。スプラウトは英語で「芽」のことで、まさに下から伸び上がるような形です。

正面から見ると、鼻パッドが自然に添えられているような外見です。公式サイトでも、KMN-152はパッドまわりが目立ちにくいよう設計されていると紹介されています。

鏡で掛けた姿を確認したとき、鼻パッドが眼鏡全体の見え方の邪魔をせず、すっきりきれいに見えると感じました。鼻パッドが目立つのが気になって、鼻パッド一体型のフレームを選ぶ方もいると思います。そういう方にも、一度試してみる価値がある眼鏡です。

ただ、私の場合、長時間掛けていると、鼻に当たる部分が少し痛くなることがたまにあります。フィットするぶん、レンズの重みが鼻に集中するのかもしれません。フィッティングで調整すれば解決する可能性もあるので、あくまで私個人の感想です。


名作から2026年の新作まで——KMN-99・KMN-113・KMN-152を知る

カメマンネンのモデルは「KMN-」+数字の型番で呼ばれます。ここでは、ブランドを代表する定番から、私の愛用モデル、2026年の新作まで紹介します。

丸メガネの代名詞「KMN-99」

カメマンネンといえば丸メガネ、というイメージを持つ方も多いかもしれません。その代表がKMN-99です。

取扱店の解説によると、KMN-99は完全な正円ではなく、上側がわずかにつぶれた形です。かけると自然な丸メガネに見えるよう設計されています。ブリッジは山形で、鼻を高く見せる効果もあると紹介されています。サイズは43・45の2種類です。

ロングセラーのボストン「KMN-113」

KMN-113は、ボストンシェイプのロングセラーモデルです。取扱店の解説では、顔の形を選びにくく、年齢や性別を問わず合わせやすい定番として紹介されています。

サイズは44・46・48の3種類です。同じ解説では、44は顔がかなり小さい方、46は顔が小さい方や度数が強い方、48は標準的なサイズとして案内されています。

私の1本、オクタゴンの「KMN-152」

私が所有しているモデルは「KMN-152」です。公式サイトでは、シェイプは「オクタゴン(8角形)」と紹介されています。2021年春のモデルで、オールメタルのフレームです。

公式では、直線とやわらかな曲線のバランスが取れた、クラシックでモダンな形と説明されています。サイズは44と46の2種類です。

決め手は、なんといっても特徴的なシェイプです。オクタゴン(8角形)は直線が多く、ラウンドやボストンに比べると、顔になじむというより眼鏡が少し主張する形です。そのクセが適度に効いていて、おしゃれに感じました。

カラーはAG(アンティークゴールド)を選びました。ブロンズのようにも見える、ビンテージを思わせる渋い色合いです。レンズには濃度15%のネイビーを合わせ、フレームの落ち着いたトーンにそろえました。仕上がりもばっちりで、とても気に入っています。

2026年の新作「KMN-9931」

2026年の新作として、ポンメガネではKMN-9930・KMN-9931・KMN-9932の3型が紹介されています。このうちKMN-9931は、パント(ボストン)型のナイロールで、価格は税込¥59,400です。2026年7月には、渋谷の正規取扱店のブログでも取り上げられました。

ナイロールとは、レンズの下半分をナイロンの糸で支える構造のことです。


価格はいくら?購入前に知っておきたいサイズとお店のこと

ここからは、実際に購入を考えるときに気になる情報をまとめます。

定番モデルは税込5万円台前半から

2026年9月時点で正規取扱店の価格を確認したところ、目安は次のとおりです(フレームのみ・税込)。

モデル形価格(税込)
KMN-99丸メガネ¥52,800
KMN-113ボストン¥52,800
KMN-152オクタゴン¥52,800
KMN-9931(2026年新作)パント(ボストン)・ナイロール¥59,400

※価格は2026年9月時点のポンメガネ・KRANC OPTICAL・南メガネ等の正規取扱店での表示です。価格は変動することがあります。最新の価格は各取扱店でご確認ください。

度付きで使う場合は、フレーム代に加えてレンズ代がかかります。

小さめサイズ中心——試着してから選びたい理由

紹介したモデルは、レンズ幅43〜48mmのサイズ展開です。

小さめのレンズは、度数の強いレンズでも縁の厚みが目立ちにくい、と取扱店では説明されています。一方で、顔の大きさとのバランスは実際にかけないと分かりにくいものです。同じモデルでもサイズ違いで印象が変わるため、できれば店頭で試着することをおすすめします。

どこで買える?神楽坂の旗艦店と正規取扱店

カメマンネンは、次のようなお店で購入できます(2026年9月時点)。

  • カメマンネン神楽坂(東京・旗艦店)
  • カメマンネン札幌(予約制のショールーム)
  • 全国の正規取扱店(ポンメガネ・廣島眼鏡店・KRANC OPTICALなど)

公式サイトには取扱店の一覧も掲載されています。近くのお店を探すときに役立ちます。


メタルフレームをあきらめていた人にこそ——カメマンネンと相性がいい人

「自分に合うブランドなのか」を判断できるように、相性の良し悪しを整理します。

取扱店の紹介に見るカメマンネンの評判

正規取扱店の紹介を読んでいくと、評価されるポイントはおおむね共通しています。

  • 丈夫さと耐久性、ていねいな金属加工の質
  • チタンを使ったフレームの軽さ
  • 小さめサイズの豊富さと、度数の強い人からの支持
  • 流行に左右されにくいクラシックなデザイン

どれも、ブランド名に込められた「長く使える眼鏡」という思いと重なります。

カメマンネンと相性がいい人

  • 度数が強めで、メタルフレームに不安を感じていた人
  • 流行より、長く使えるクラシックな形を選びたい人
  • 丸メガネ・ボストンだけでなく、少し個性のある形も試したい人
  • 国産の老舗ブランドのものづくりに惹かれる人

参考までに、私はKMN-152を、休日のお出かけなど、カジュアルな場面を中心に使っています。服装は、メタルフレームのイメージに合わせて、シャツ系など少しきちっとした雰囲気のものと組み合わせることが多いです。

強度近視でフレーム選びに悩んでいる方は、強度近視でフレームを妥協しなくていい理由も参考になるはずです。

別の選択肢も考えたい人

  • 大きめのレンズサイズやオーバーサイズの眼鏡を探している人
  • アセテート(プラスチック)フレームを中心に探している人
  • まずは手ごろな価格で、メタルフレームが自分に合うか試したい人

同じ鯖江のブランドでも、アセテートフレームも含めて幅広く見たいなら、金子眼鏡の評判と特徴と比べてみるのも一つの方法です。手ごろな価格でメタルフレームを試したい場合は、まず量販店で形やサイズ感をつかんでおくと、カメマンネンを選ぶときの判断材料になります。

※当記事のリンクには広告(PR)が含まれます。


このフレームを長く使うために

カメマンネンは、「丈夫で末永く愛用できるメガネ」を目指してつくられたブランドです。メタルフレームは、日頃のケアでメッキや表面の美しさを長く保てます。長く付き合う1本だからこそ、お手入れの道具もそろえておくことをおすすめします。

フレームの艶を守る(セルロイド・アセテート素材向け)

セルロイドやアセテートのフレームは、使い続けると表面が白くくすんでくることがあります。眼鏡専門ブランドDJUALのポリッシングクリームを使えば、自宅で新品のような艶を取り戻せます。チタン・メタルフレームには不要ですが、アセテートやセルロイドを使用したモデルにお使いください。

ご注意: マット加工(艶消し加工)を施したフレームには使用できません。また、レンズ部分には絶対に使用しないでください。ご使用前にフレームの仕上げをご確認ください。

※当記事のリンクには広告(PR)が含まれます。

レンズを毎日清潔に

世界的光学ブランドZEISSの個包装ワイプは、全世界で年間10億個販売されている定番品。外出先でもすぐに使えて、コーティングレンズを傷めません。

ご注意: コンタクトレンズには使用できません。レンズにゴミや砂粒が付着した状態で拭くと傷がつく恐れがあります。使用前にレンズの表面をご確認のうえ、開封後はすぐにご使用ください。

※当記事のリンクには広告(PR)が含まれます。

仕上げは天然セーム革のクロスで

春日のキョンセームは、天然素材ならではのやさしい拭き心地が特徴。細かい繊維が油分・指紋をしっかり絡め取り、拭き傷をつけません。

ご注意: Amazon等では中国製の類似品が流通しています。正規品の春日(KASUGA)製品はパッケージおよびクロス表面(光沢面)に「春日」または「KASUGA」のロゴが入っています。ご購入の際は販売元が「春日」であることをご確認ください。

※当記事のリンクには広告(PR)が含まれます。


まとめ:カメマンネンは「亀は万年」の名のとおり、長く付き合うための眼鏡

カメマンネンは、1917年に福井市のメッキ工場から始まり、100年以上の歴史を持つ老舗ブランドです。「国内最古のメガネブランド」ともいわれますが、何を基準にするかで見方が変わるため、諸説ありと受け止めておくのがよさそうです。

特徴は、次の3つです。

  • 1981年にチタン製眼鏡フレームの生産に世界で初めて成功したと公式サイトで紹介されている技術
  • メタルなのに厚みのある「強度リム」
  • リムの下から伸びる「スプラウトパッド」

定番のKMN-99・KMN-113・KMN-152は税込¥52,800(2026年9月時点)です。2026年には新作のKMN-9931(ナイロール)なども登場しています。

私にとってカメマンネンは、度数の強い私にメタルフレームという選択肢を増やしてくれたブランドです。気になった方は、正規取扱店で実物をかけてみることをおすすめします。リムの厚みやスプラウトパッドの印象は、顔に乗せて初めて分かるものがあります。

※当記事のリンクには広告(PR)が含まれます。


この記事を書いた人 Wrote this article

めがね沼ぐらし

めがね沼ぐらし

TOP