お気に入りのフレームはそのままに、レンズだけ新しくしたい。そんなとき、「どのお店なら持ち込みで頼めるのだろう」と迷っていませんか?
私も、手に入れたフレームに初めての調光レンズを入れたくて、持ち込みでのレンズ交換をお願いしました。
この記事では、JINS・Zoff・OWNDAYSの公式ページに示された条件を、同じ項目で並べて整理します。あわせて、Zoffで実際に頼んだ流れも紹介します。
※各社の条件は、記事作成時点の公式ページの記載です。条件は変わることがあるため、最終的には各社の公式ページや店舗でご確認ください。
お気に入りのフレームに新しいレンズを入れたい——私のフレームの場合
結論から言うと、持ち込みができるかどうかは、フレームを店頭で見てもらってから決まります。
私が入れようとしたのは、Lesca Lunetier(レスカ・ルネティエ)のウェリントンです。フレンチヴィンテージの特徴を持つフレームで、初めての調光レンズを入れたくなりました。
そこで、持ち込みでのレンズ交換をお願いしてみたのです。
先に、この記事のポイントを2つにまとめます。
- 受付の可否は、フレームの素材・形・状態を見て判断される
- 料金・破損時の扱い・納期・フィッティングは、会社ごとに記載が異なる
関連して、通販で買ったフレームを持ち込みたい方は眼鏡を通販で買うときの注意点も、中古やフリマで買ったフレームの方はフリマで中古メガネを買うときの注意点も、あわせてご覧ください。
持ち込みのレンズ交換とは?受け付けてもらえないことがあるのはなぜ?
持ち込みのレンズ交換とは、他のお店やネットで買ったフレーム、手持ちのフレームに、新しいレンズを入れてもらうことです。
ただし、どのフレームでも受け付けてもらえるわけではありません。受け付けられるかどうかは、フレームの素材・形・状態によって変わります。
各社がお断りの例として挙げているのは、主に次の3つです。
- 素材:べっ甲、木、竹など
- 形:レンズが大きい、カーブが強いなど
- 状態:ヒビ、サビ、歪みなどがあるもの
私の場合、OWNDAYSでは、レンズは外せたものの、リム内側の溝の形が特殊で、お店の加工機では加工できないと、ていねいに説明してもらいました。
また、作業中にフレームが傷む可能性はゼロではありません。そのため、受け付ける範囲や破損時の扱いは、お店ごとに決められています。同じフレームでも、お店によって受付の判断が分かれることがあります。
つまり、「断られた」としても、そのフレームに問題があるとは限りません。お店の設備や方針との相性もあるためです。
JINS・Zoff・OWNDAYSの持ち込み条件を比較
3社の条件は、公式ページの記載を同じ項目で並べると整理しやすくなります。ここでは評価や順位づけはせず、書かれている内容だけを並べます。
比較表(受付・お断りの例・基本料金)
| 項目 | JINS | Zoff | OWNDAYS |
|---|---|---|---|
| 受付 | 全国の店舗で受付。オンラインショップではレンズ交換不可 | 実店舗でフレームを確認し、レンズを入れることが可能と判断できる場合に対応 | 他店で買ったメガネも同一価格で受付。店舗とオンライン(送付キット)がある |
| お断りの例(各社の公式に例示されているもの) | 金・プラチナ・べっ甲などの素材、レンズが大きい・カーブが強いなどの形、ヒビ・乾燥・サビ・金属疲労などの状態 | 金・プラチナ・べっ甲・木製・竹製・角製などの素材、ツーポイント・カーブが強い・レンズサイズが大きい形、傷・ヒビ・歪みのあるフレーム | べっ甲・木・竹などの素材、フロントカーブが強いもの、破損のあるフレーム、ヴィンテージ品など(ページにより例示が異なる) |
| 基本料金 | 7,700円(税込)。オプションレンズは別途追加 | レンズ価格+他社枠加工料8,800円(例:標準レンズ3,300円+8,800円=12,100円) | 7,700円(税込)。オプションレンズは別途追加 |
※調光レンズ・破損時の扱い・納期・フィッティングは、次の各社の補足をご覧ください。条件は変わることがあります。税込・税抜の表記は、各社の公式ページでご確認ください。
薄色カラーレンズを入れたい方は、手順と費用を別の記事にまとめています。この記事では、「どこに、どんな条件で頼めるか」に絞っています。
JINSの補足
- 他社フレームのレンズ交換は、店舗で受け付けています。オンラインショップではできません
- 料金は7,700円(税込)で、オプションレンズは別途追加料金がかかります
- フレームの状態によっては、お断りする場合があると案内されています
- 調光レンズの金額、破損時の扱い、納期、フィッティングは、店頭でご確認ください
Zoffの補足
- 実店舗でフレームを確認したうえで、レンズを入れられると判断できる場合に対応します
- 料金は「レンズ価格+他社枠加工料8,800円」と案内されています
- 調光レンズの追加料金は、+5,500円(屈折率1.55)、+7,700円(屈折率1.60)などと案内されています
- 破損時の扱い:「Zoff以外のフレームの修理、調整」についてのFAQ(持ち込みのレンズ交換そのものについてのFAQではありません)に、「お客様からお預かりしたメガネの加工・調整の際に破損が生じてしまった場合、私どもで保証差し上げることができません」と書かれています
- 納期:出来上がり時間の一般案内では、実店舗の常備レンズは最短でお会計の約30分後、オプションレンズは最長で約14日です
- フィッティング:店頭でご確認ください
OWNDAYSの補足
- 他店で買ったメガネのレンズ交換も、同一価格で承っていると案内されています
- ツーポイント(ふちなし)は、店舗では加工料4,000円(税込)を加えて承ると案内されています。オンラインのレンズ交換では対象外です
- 調光レンズの追加料金は、+6,000円(可視光調光は+9,000円)と案内されています
- レンズ交換中の損傷・破損は、修理で保証されます(上限5万円)。修理が困難な場合は、自社ブランド製品での代替対応となります
- 納期は、店舗で約1〜2週間後です(ページにより「7日前後」「調光は7〜10日ほど」の記載もあります)
- 基本料金には、フィッティングが含まれると記載されています
どの会社を選ぶか迷ったときの見方
ここまでの条件は、あくまで公式に書かれている内容です。どの項目を重視するかは、フレームと目的によって変わります。
- フレームがツーポイントの方:表の「お断りの例」と、OWNDAYSの補足を見比べてください
- 調光などのオプションレンズを入れたい方:各社の補足にある、調光レンズの追加料金を見てください
- 万一の破損時の扱いを知りたい方:各社の補足にある破損時の記載を確認し、店頭でも質問してください
- 受け取り後の調整も頼みたい方:各社の補足にあるフィッティングの記載と、店頭での説明を確認してください
受け付けてもらえるかどうかは、フレームを実際に見てもらって決まります。まずは相談してみる、というのが現実的な第一歩です。
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Zoffで調光レンズを入れた体験
結論として、私はZoffで持ち込みのレンズ交換を受け付けてもらい、初めての調光レンズ(グリーン)を入れることになりました。
ここでは、私が店頭で体験した流れを、そのまま書きます。お店や時期によって対応が異なる可能性があります。
受付の流れ
受付では、まず、そのフレームを購入したときの価格を聞かれました。
次に、破損した場合の保証範囲について説明を受け、署名をしました。
料金:公式の料金体系と、実際のレシートは別々に
まず、公式ページに載っている料金体系です(先ほどの補足と同じ内容です)。
- 他社フレームの料金:レンズ価格+他社枠加工料8,800円
- 標準レンズの例:3,300円+8,800円=12,100円
- 調光レンズの追加料金:+5,500円(屈折率1.55)、+7,700円(屈折率1.60)など
次に、私が受け取ったレシートの記載です。
- レンズ:3,850円×2(左右。今回は調光レンズのグリーン)
- 加工料:8,800円(レシート上の品目名は「修理」)
- 合計:16,500円
- キャンペーンなどの記載:なし
私の度数では、より価格の低いレンズは選べませんでした。そのため、このレシートはあくまで私の度数・選んだレンズでの一例です。
見積もりの段階で内訳を尋ねると安心です。
調光レンズそのものの選び方は、JINS・Zoff・眼鏡市場の調光レンズを比べた記事もあわせて参考にしてください。
納期:お願いしてから10日ほど
お願いしてから10日ほどで仕上がると言われました。
出来上がり時間の一般案内には、オプションレンズは最長で約14日と書かれています。
現物渡しで、フィッティングはできないと言われた
受け取りは現物渡しで、フィッティングはできないと言われました。
持ち込みの場合のフィッティングについては、店頭でご確認ください。
フィッティングが必要な場合は、受け取り後にどこで調整してもらうかを、先に考えておくと安心です。フィッティングの基本は、眼鏡のフィッティングとは?ずれる・痛いを解消する調整の仕組みにまとめています。
受け取って掛けてみた感想
実は私は、少し前から調光レンズに興味がありました。ただ、色の濃さを自分で決められない点が少し引っかかっていました。そのため、仕事と兼用の眼鏡には使えないと思っていたのです。今回はプライベート用のウェリントンの眼鏡なので、初めて選んでみました。
Zoffではフィッティングができないと言われましたが、掛けてみると耳は痛くなかったので、このまま使っています。鼻幅が広くずれやすいので、貼るタイプの鼻パッドで対応しました。
掛けてみて、まず思ったのは「すごく便利だ」ということです。室内から外に出るとき、眼鏡を掛け替えなくてもサングラスになります。
色の変化も、思った以上に速く感じました。私の場合、玄関を出て体感30秒ほどで色がつき始めます。最初は薄色カラーレンズくらいの濃さ(体感で15〜25%ほど)です。それが1分ほどで、35〜50%くらいまで濃くなりました。ここまで色づくと、まぶしさがかなりやわらぎ、目がずいぶん楽になります。
室内に戻ったときも、思ったより早く透明に戻る印象でした。気づいたら色が抜けていて、これも1分ほどだったと思います。
※色の変わり方や速さは、日差しの強さなどによって変わります。あくまで私の体感です。
車の中では、色がつきませんでした。車の窓ガラスが紫外線をカットするためです。そのぶん、トンネルに入ったときに、レンズが暗いまま視界が悪くなる心配はないと思います。車の中でもサングラスのように使いたい方には、可視光にも反応する「可視光調光レンズ」があります。
屋外に出ることが少ない仕事なら、調光レンズを仕事用にしても問題ないのかもしれない、とも感じました。これは私個人の考えです。
日差しが強い日に「まぶしいなぁ」と感じることは、よくあります。そんなときに色がつくと、光のトーンが落ちて見え方がやさしくなります。調光レンズは、これからもっと注目されていくと感じました。
持ち込む前のチェックリスト
結論として、持ち込む前に「お店に確認すること」と「自分で用意すること」を整理しておくと、当日の迷いが減ります。
理由は、持ち込みは、お店が万一の破損も含めて引き受ける作業だからです。事前の準備があるほど、お互いに話が早くなります。
購入時の価格を把握しておく
私の場合、受付でフレームの購入価格を聞かれました。お店によっては確認されることがあるため、購入時の価格を思い出せるようにしておくと、慌てずに済みます。
保証の範囲を確認する
公式の記載は会社ごとに異なります(各社の補足にある破損時の記載を参照してください)。店頭でも、破損時の扱いと署名の有無を、遠慮せずに確認してください。
フィッティングをどうするか決めておく
受け取りが現物渡しになる場合もあります。調整が必要になったときの相談先を、考えておくとよいでしょう。
フレームの素材・形・状態を確認する
べっ甲・木などの素材、カーブの強い形、ヒビやサビがある状態は、お断りの例として挙げられていました。事前に確認しておくと、見込み違いを減らせます。
複数のお店に相談する可能性を考えておく
同じフレームでも、お店によって受付の判断が分かれることがあります。1店で難しいと言われても、別のお店で受け付けてもらえる場合があります。
まとめ
持ち込みのレンズ交換は、フレームを実際に見てもらったうえで、受付の可否が決まります。
この記事で並べた3社の条件は、公式に書かれている内容です。料金・破損時の扱い・納期・フィッティングは、会社ごとに記載が異なりました。記載のない項目は、店頭で質問するのが確実です。
最後に、私の考えを書きます。オンラインで眼鏡を買う人が増えるほど、持ち込みを受け付けてくれるお店が増えるとありがたいです。
一方で、リスクを負って対応してくれるお店に、破損の責任まですべて求めるのは、少し違うと思っています。そうした要求が当たり前になると、お店はリスクを避ける方向に動かざるを得ません。その結果、持ち込みを受け付けないお店が増えてしまうのではないか、と心配しています。そうなれば、不便になるのは私たち利用する側です。お店と自分の双方が納得できる形で、お願いしたいところです。
お気に入りのフレームに、新しいレンズを入れる。その第一歩として、まずは店頭で相談してみてはいかがでしょうか。
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