眼鏡を通販で買うときの注意点6選|失敗しないための準備と選び方を解説

最近は通販で眼鏡が買える時代になって、「試してみたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。でも同時に「試着できないのに大丈夫?」「度数を間違えたらどうしよう」という不安も持っていませんか?

私もはじめて眼鏡を通販で買ったとき、同じような不安を抱えていました。でも、あらかじめ必要な情報を揃えて、選ぶポイントを知っておくだけで、通販でも満足できる一本に出会えます。

この記事では、眼鏡を通販で購入するときの注意点6つを中心に、準備の手順・フレームの選び方・おすすめサービスの比較まで、失敗しないために知っておきたいことを丁寧にまとめました。


眼鏡のフレームサイズの見方が分からないという方は、あわせてこちらもご覧ください。

眼鏡フレームのサイズの見方と自分に合うサイズの選び方


眼鏡を通販で買うメリット・デメリットとは?

通販での眼鏡購入を検討するなら、まずはメリットとデメリットの両方をしっかり理解しておくことが大切です。「便利そう」という印象だけで注文して後悔するケースも少なくありません。

通販ならではの3つのメリット(価格・手軽さ・品揃え)

通販で眼鏡を買う最大のメリットは、価格の安さと品揃えの豊富さにあります。

  • 価格が安い:店舗の家賃や人件費がかからない分、実店舗より割安な価格帯の商品が多いです。1万円以下でレンズ込みのセットが手に入るサービスも珍しくありません。
  • いつでも選べる:自宅でじっくりデザインを比較しながら選べます。仕事帰りに急いで店舗へ行く必要もありません。
  • 品揃えが豊富:近くに取扱いのないブランドや海外フレームも選択肢に入ります。実店舗では在庫がないカラーや素材も見つかりやすいです。

見落としがちな3つのデメリット(試着不可・フィッティング・アフターサービス)

一方で、通販には店舗では起こりにくいデメリットもあります。事前に知っておくことで対策が立てやすくなります。

  • 実際に試着できない:写真とイメージが違うことがあります。バーチャル試着機能を使っても、実物の重さやかけ心地までは確認できません。
  • フィッティング調整を自分でできない:届いた眼鏡がずれやすかったり、きつかったりしても、すぐに調整してもらえません。店舗持ち込みでの調整が必要になる場合があります。
  • アフターサービスが限られる:レンズの傷・鼻あてのゆるみなど、細かなメンテナンスは実店舗でないと対応が難しいことがあります。

デメリットを知ったうえで「それでも使い方次第」と感じた方は、次のステップに進みましょう。


注文前に必ず準備しておくべき情報

通販での眼鏡購入が失敗する原因のほとんどは、準備不足にあります。注文ボタンを押す前に、以下の3つの情報を必ず手元に揃えておきましょう。

度数(処方箋データ)の揃え方|SPH・CYL・AXIS・PDの読み方

眼鏡を通販で注文するには、レンズに必要な度数データが必要です。処方箋(眼科で発行してもらうもの)に記載されている以下の数値を確認してください。

項目意味
SPH(球面度数)近視・遠視の程度。マイナスが近視、プラスが遠視
CYL(乱視度数)乱視の強さ。値がある場合はAXISとセットで使用
AXIS(軸度)乱視の向き。0〜180度で表される
PD(瞳孔間距離)両目の瞳孔の間隔。フレームの中心にレンズを合わせるために必要

処方箋を紛失した場合は、眼科で再発行してもらうか、今使っている眼鏡を店舗に持ち込んでデータを読み取ってもらう方法があります。

注意点1:度数データを正確に入力すること

入力ミスはそのままレンズの誤発注につながります。特にSPHのプラス・マイナス、CYLの数値には注意が必要です。入力後に必ず見直しをしましょう。

PD値(瞳孔間距離)の確認方法と自己測定のやり方

PD値は処方箋に記載されていることもありますが、書かれていない場合は自分で測るか、店舗で測定してもらう必要があります。

簡易的な自己測定の方法:

  1. 鏡の前に立ち、目線の高さに合わせる
  2. 定規を目の下に水平に当てる
  3. 左目の瞳孔の中心から右目の瞳孔の中心までの距離(ミリ単位)を測る

ただし、自己測定は誤差が出やすいため、できれば眼鏡店や眼科で計測してもらうことをおすすめします。JINS・Zoffなどの実店舗では、購入しなくてもPD値を測定してもらえる場合があります(各店舗にご確認ください)。

注意点2:PD値はフレームのサイズ選びにも影響する

フレームには「レンズ幅 + ブリッジ幅」を足した値(フレームPD)があります。自分のPD値に近いフレームPDのフレームを選ぶと、黒目がレンズ中央に来てバランスよく見えます。

PDの調べ方は、大きく2通りあります。

①店舗で眼鏡を買ったときの度数の控えを保管しておく方法です。
会員データとして電子化されていることもありますし、
受け取り時に渡されるお渡し書に記載されている場合もあります。
捨てずに取っておくだけで、後から役立ちます。

②スマートフォンのアプリで計測する方法です。
「PDを測定できるアプリ」と検索すると、
自撮りのような感覚でPDを測ってくれるアプリが見つかります。

意外と簡単に調べられます。ここで二の足を踏んでいた方の参考になれば幸いです。

今持っている眼鏡のフレームサイズを確認する方法

新しい眼鏡を通販で選ぶとき、「今の眼鏡のサイズ」を基準にすると失敗が少なくなります。フレームには必ずサイズ表記があります。テンプル(つる)の内側や、ブリッジ付近を確認してみてください。

見方の例:

52□18-140
  • 52:レンズ横幅(mm)
  • 18:ブリッジ幅(mm)
  • 140:テンプル長(mm)

今かけている眼鏡で「ちょうどいい」と感じているなら、近いサイズのフレームを選ぶと安心です。

フレームサイズの詳しい確認方法はこちらの記事でも解説しています。

眼鏡フレームのサイズの見方と自分に合うサイズの選び方


失敗しないフレームの選び方

準備が整ったら、いよいよフレームを選びます。通販でのフレーム選びには、いくつかのコツがあります。

黒目がレンズ中央に来るサイズを選ぶ

注意点3:フレームサイズは「デザイン」だけで選ばない

レンズ幅が大きすぎると、黒目がレンズの外側寄りになってしまいます。逆に小さすぎると、視野が狭くなりやすいです。PD値とフレームPDを照合して、黒目がレンズ中央付近に来るサイズを選びましょう。

目安として、自分のPD値 ± 3mm以内のフレームPDを持つフレームが合いやすいとされています。

テンプル幅・鼻あて形状の確認ポイント

フレームを選ぶとき、見た目だけでなく「かけたときのフィット感」に関わる部分も確認しておきましょう。

  • テンプル(つる)の長さ:標準は135〜145mmですが、頭が小さめ・大きめの方はサイズ違いを探すと良いです。
  • 鼻あての形状:クリングスタイプ(鼻あてが調整できるタイプ)とパッドタイプ(一体成形)があります。鼻の形に合わせて選ぶと痛みが出にくいです。

バーチャル試着を使いこなすコツ

JINS・Zoffをはじめ、多くの通販サービスでバーチャル試着機能が利用できます。スマートフォンのカメラで顔を撮影し、フレームをかけたイメージを確認できます。

上手に使うための3つのポイント:

  1. 正面・斜め・横の3方向から確認する:正面だけでは分からない幅感やテンプルの長さも確認できます。
  2. 顔の輪郭とフレームの形のバランスを見る:丸顔にはシャープなフレーム、面長には横幅が広いフレームが合いやすいとされています。
  3. スクリーンショットで候補を並べて比較する:「これかな?」と思う数本を並べてから決断すると迷いにくいです。

通販眼鏡の「よくある失敗例」と対策

実際に通販で眼鏡を買って失敗した、という声は少なくありません。代表的な失敗例と、その対策を知っておきましょう。

度数を間違えて注文してしまった

対策:注文前に度数データを2回確認する

処方箋を見ながら入力するとき、SPHのプラス・マイナスを逆に入力するミスが起こりやすいです。入力後の確認画面で必ず全項目を見直し、「目視確認 → 処方箋との照合」を2段階で行うことをおすすめします。

注意点4:処方箋には有効期限がある場合がある

眼科での処方箋には、発行から一定期間が経過すると効力が切れる場合があります。古い処方箋を使いまわさず、定期的に眼科で度数をチェックしましょう(具体的な有効期間については眼科にご確認ください)。

届いたら顔に合わなかった

対策:返品・フィッティング対応のあるサービスを選ぶ

届いてみたら思っていたサイズと違った、という失敗は「返品・交換サービス」が充実したサービスを選ぶことで対処できます。各サービスの保証内容については後述の比較表をご覧ください。

また、JINSやZoffは実店舗でのフィッティング調整に対応しています。通販で購入した後でも、店舗に持ち込んでテンプルの角度調整などをしてもらえる場合があります(各店舗にご確認ください)。

注意点5:届いてすぐに「合わない」と判断しない

新しい眼鏡は数日かけて慣らしていく期間が必要なこともあります。「なんとなく重い」「目がちょっと疲れる」といった違和感は、1〜2日かけて様子を見てから判断しましょう。ただし、強い頭痛やひどい視界のゆがみがある場合はすぐに専門家に相談してください。

レンズが分厚くなってしまった

対策:度数に合わせてレンズの屈折率を選ぶ

近視が強い人(SPHがマイナス4以上の目安)は、標準レンズだと縁が厚くなりやすいです。通販サービスでは、薄型レンズ(1.67、1.74など)へのアップグレードが選択肢にある場合が多いので、確認して選びましょう。

注意点6:度数が強い場合は自己判断での通販購入に注意

乱視が強い・強度近視・遠視などの場合は、レンズ設計や調整が複雑になることがあります。眼科や専門店に相談してから判断することをおすすめします。


眼鏡通販サービスを選ぶときのポイントは?

「どのサービスで買えばいい?」という疑問も多い部分です。通販サービスを選ぶときに必ずチェックしたい3つのポイントをまとめました。

返品・度数交換に対応しているか

通販での眼鏡購入で安心感に直結するのが、返品・度数交換保証の有無です。度数の入力ミスや、届いてから「どうしても合わない」という場合に対応してもらえるかを事前に確認しておきましょう。

実店舗でのアフターサービスが受けられるか

JINSやZoffのように実店舗を持つブランドの通販サービスを使えば、購入後に店舗でフィッティング調整やレンズ拭きのサービスを受けることができる場合があります。通販の価格の手軽さと、実店舗のアフターサービスを組み合わせた使い方は、賢い選択肢の一つです。

おすすめサービス比較(JINS・Zoff・OH MY GLASSES・レンズアップル)

以下に代表的な通販サービスの特徴を簡単にまとめました。各サービスの詳細・最新情報は公式サイトでご確認ください。

サービス特徴実店舗
JINS豊富なデザイン・ブルーライトカットレンズ標準あり
Zoffコスパの良さ・デザイン性の高さあり
OH MY GLASSESセレクトショップ系・個性的なブランドが豊富一部あり
レンズアップルレンズ交換・持ち込みフレームへの対応が得意なし(オンライン専業)

※各サービスの保証・価格・対応内容は変更される場合があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


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こんな人は通販ではなく店舗での購入がおすすめ

通販は便利ですが、すべての人に向いているわけではありません。以下のケースに当てはまる場合は、最初から実店舗での購入を選んだほうが安心です。

初めて眼鏡を作る人

眼鏡を初めて作る場合、まず眼科で視力・度数を正確に測定してもらうことが基本です。自己判断での通販購入は度数の把握ができていないため、トラブルになりやすいです。最初の一本は実店舗で丁寧に相談しながら作ることをおすすめします。

強度数・乱視が強い人

SPHがマイナス6以上・乱視度数が高い方は、レンズの設計や厚みの調整が複雑になります。また目の状態によっては、プリズム入りレンズや特殊加工が必要になることもあります。こうしたケースは眼科や眼鏡専門店でのカウンセリングを経てから購入されることをおすすめします。

フィッティングにこだわりたい人

長時間かけても疲れない眼鏡を作りたい・フレームの微調整にとことんこだわりたいという方は、熟練の技術者がいる実店舗のほうが満足度が高いです。

眼鏡のフィッティングについてもっと知りたい方はこちらもどうぞ。

眼鏡のフィッティングとは?自分でできる調整方法と店舗での調整のコツ

通販か店舗かは、「他店の眼鏡を持ち込んでフィッティングをお願いすること」に
どれだけ抵抗があるかで変わると思っています。

フィッティングは無料で対応してくれるお店が多いです。
でも、購入していない店舗にお願いするのを「申し訳ない」と感じる方も
少なくないのではないでしょうか。
そういう場合は、最初から店舗で購入するほうがストレスが少ないかもしれません。

私の場合は、こんなふうに使い分けています。
店舗に在庫があると分かっているとき、
あるいは少しチャレンジングなデザインを試したいときは、お店に行きます。
実際にかけてみたほうが判断しやすいので。
一方、ベーシックなシェイプで「だいたいイメージが湧く」ものや、
近くでは手に入らない限られた眼鏡は通販を使います。

どちらが正解というわけではなく、
「これはさすがに試着したい」と思うかどうかが自分の中の判断基準です。
眼鏡は視力の矯正器具なので、フィッティングに困ったら遠慮なく店舗を頼ってください。
対応してくれるお店がほとんどです。


まとめ|正しく準備すれば通販は怖くない

眼鏡の通販購入でよくある失敗は、準備不足と情報不足がほとんどの原因です。度数データ・PD値・フレームサイズを事前に揃えておくだけで、ぐっとリスクが下がります。

この記事でまとめた注意点6つをもう一度確認しておきましょう:

  1. 度数データを正確に入力する
  2. PD値はフレームサイズ選びにも影響する
  3. フレームサイズはデザインだけで選ばない
  4. 処方箋には有効期限がある場合がある
  5. 届いてすぐに「合わない」と判断しない
  6. 度数が強い場合は専門家に相談してから購入する

通販ならではの価格の安さと品揃えの豊富さを活かしながら、アフターサービスが充実したサービスを選ぶことで、店舗と通販を上手に使い分けられます。

まずは「今の自分の度数データを揃える」ことから始めてみてください。それだけで、通販での眼鏡購入がぐっと身近になります。

私は眼鏡を通販でよく買いますが、はじめての時は不安だらけでした。
「サイズが合わなかったら?」「度数はどう入力する?」
「実物が思っていたと全然違ったら?」と、いくつも心配事が頭をよぎったものです。

「実物と違う」という不安については、正直ゼロにはできません。
そこで私がやっているのが、型番で複数のサイトを調べてから決めるという方法です。
複数の写真を比べることで、写り具合の良い画像の印象に引きずられるリスクが
ぐっと下がります。

サイズについては、サイトに必ず数値が記載されています。
自分のフレームサイズを把握しておけば、
「全然合わない」という失敗はほぼ避けられます。
ただ、ブリッジサイズ(鼻の間の幅)は注意が必要で、
レンズの重みが加わると予想より落ちてくることがあります。
そういうときは持ち込みフィッティングをお願いするのが現実的です。
他店購入の眼鏡でも対応してくれるお店は多いです。

度数については、私はOWNDAYSで作ったときのカルテを活用しています。
会員登録をしていると過去のレンズデータを参照できるので、
その数値をそのまま入力して注文しています(現時点でご利用可能です。変更になる場合があります)。
以前作った店舗のお渡し書に度数が書かれていることも多いので、
大切に保管しておくことをおすすめします。


眼鏡を選ぶとき、どんなフレームが自分に似合うか迷ったら、普段使いのおすすめ記事もあわせてご覧ください。

普段使いにおすすめの眼鏡はこれ!毎日かけたくなる選び方とフレーム紹介


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