- 2026年7月9日
guépard(ギュパール)の評判と特徴を徹底解説【2026年版】|フレンチヴィンテージを現代に届ける鯖江発ブランド
フレンチヴィンテージの眼鏡に興味があるけれど、どこから入れば……
眼鏡屋さんの棚で、ひとつだけ明らかに空気が違うフレームに目を奪われたことはありませんか。分厚いのに軽やかで、平面ではなく彫刻のように立ち上がっている一本。それがFACTORY900(ファクトリー900)だった、という方は少なくないはずです。ただ、名前は知っていても「どんなブランドなのか」までは意外と語られていません。この記事では、成り立ちからシリーズの違い、世界での評価、価格帯までを整理します。読み終える頃には、自分に合う一本かどうかが判断できるはずです。
FACTORY900とは?——「工場番号900」がブランド名になるまでFACTORY900は、福井県の青山眼鏡株式会社が2000年に立ち上げた自社ブランドです。産地の工場が、自分たちの名前で世に問うことを選んだ——そこが出発点になっています。
FACTORY900というブランドは2000年生まれです。しかし、その背景にある歴史はもっと長いものです。
公式サイトの年表によれば、原点は1905年にさかのぼります。青山彦左衛門が福井県河和田村小坂(現在の鯖江市河和田町)で、東京から眼鏡職人を招いて眼鏡づくりを始めました。その後、彦左衛門の子・青山勝彦が1937年に福井県半田町で福井共同眼鏡製作所を創業します。これが現在の青山眼鏡のルーツです。そして1969年に、青山眼鏡株式会社として法人化されました。
つまりFACTORY900は、ふらりと現れた新興ブランドではありません。100年以上にわたって産地とともに歩んできた工場が、満を持して掲げた看板です。
鯖江という産地そのものについては、メガネの産地と鯖江が世界の聖地と呼ばれる理由でも詳しく紹介しています。ブランドの背景を知るうえで、産地の理解は近道になります。
ブランド名の「900」は、デザイン上の語呂合わせではありません。
福井の眼鏡産地では、各工場に識別のための番号が割り振られていました。青山眼鏡に与えられた番号が「900」です。その番号をそのままブランド名に据えた——これがFACTORY900という名前の成り立ちです。
自分たちを飾らずに「工場(FACTORY)」と名乗る。製品ではなく、作る場所そのものを名前にする。ここに、このブランドの姿勢がよく表れていると私は感じます。デザイナーの名前でも、詩的な造語でもありません。産地で呼ばれていた番号を、そのまま選んだわけです。
FACTORY900は、長く「THE FUTURES EYEWEAR」というコンセプトで紹介されてきました。福井の眼鏡産地の公式情報サイト「JAPAN GLASSES FACTORY」でも、この言葉とともに掲載されています。
一方、2026年3月6日に公式サイトがリニューアルされました。現在のコンセプトページに掲げられているのは「THAUMAZEIN(タウマゼイン)」です。ギリシャ語で「驚き」を意味し、プラトンやアリストテレスが哲学の始まりとした言葉とされています。ページには「美を追うことは、真理を探ること」という一文が添えられています。
言葉は変わりましたが、根っこは変わっていないように読めます。未来を見せることも、驚きを起こすことも、「見慣れた眼鏡の枠を一度外す」という点では同じ方向を向いているからです。
なお、他サイトで「THE FUTURES EYEWEAR」と「THAUMAZEIN」のどちらが出てくるかは、その記事が書かれた時期によります。混乱しやすいところなので、頭の片隅に置いておくと便利です。
5つのシリーズで読み解くFACTORY900【2026年版】「FACTORY900にはラインがいくつかあるらしい」——調べ始めた方の多くが、ここでつまずきます。しかも解説記事によって分け方が違うので、余計にわかりにくいのです。
理由はシンプルで、ブランドの整理のしかたが途中で変わったからです。まずは現在の姿から見ていきます。
2026年8月時点の公式サイトでは、製品は次の5つのシリーズで案内されています。
| シリーズ | 掲げられている言葉 | どんなシリーズか |
|---|---|---|
| FUTURISTIC | 未完成な未来への提案 | 立体造形を前面に出した、ブランドの顔といえる流線型のデザイン |
| MASK | 夢は常識の外側で形になる | 常識の枠を外し、見たことのない形を追いかけるシリーズ |
| LAB | 自己否定とは想像の対話 | アセテートの可能性を実験的に掘り下げるシリーズ |
| RETRO | 時の記憶を今に結ぶ | 過去の時代の空気や光を、現代のかたちに編み直すシリーズ |
| COLLABORATION | 出会いは内側に次を呼ぶ | 異なる感性との協業から生まれる特別なシリーズ |
モデル番号を見ると、どのシリーズに属するかがおおよそ判断できます。「FA-」で始まるのがメインライン系、「RF-」で始まるのがRETROです。中古やフリマで見かけたときも、この番号が手がかりになります。
ネット上には「FACTORY900(大文字)とfactory900(小文字)は別物」という説明が今も残っています。これは間違いではありません。過去にはその通りだったという話です。
小文字表記の「factory900」は、2010年に始まったセカンドラインでした。2mmという極めて薄いアセテートを自在に曲げるシリーズです。折り紙のようなしなやかな形と、鮮やかな色を追いかけていました。大文字のパワフルな造形とは、あえて対照的な方向を向いていたわけです。
その後、ブランドの20周年前後に名称が「FACTORY900 lab」へと変わります。そして現在は「LAB」シリーズとして整理されています。掲げられている言葉は「自己否定とは想像の対話」。自分たちの手法をいったん壊してから組み直す、という出自を引き継いだ表現です。
ちなみに、この極薄アセテートという発想がなぜ成立するのかは、素材の性質を知ると腑に落ちます。素材そのものについては眼鏡フレームの素材の種類と選び方にまとめていますので、あわせてどうぞ。
そしてもうひとつが、RETROです。私が所有しているのもこのラインになります。
RETROは、過去を「歴史」として扱いません。当時の空気・光・流行・技術といった感覚的な部分を素材として捉え、現代のデザインへ編み直すシリーズです。ボストン型やウエリントン型といった見慣れたシルエットが並びます。そのため、一見すると「FACTORY900らしくない」と感じるかもしれません。
けれど手に取ると、輪郭の削り方や厚みの残し方に、しっかりブランドの個性が出ています。クラシックな形を借りながら、中身は別物。この距離感がRETROの面白さです。RF番号のモデル数は多く、公式サイトでは40型以上が掲載されています。
「世界に認められているブランド」と紹介されることの多いFACTORY900です。しかし、その中身を具体的に説明した記事は意外と多くありません。私が確認できた範囲を、年とモデル名まで含めて整理します。
最初の大きな受賞が、2013年のSILMO d’Or(シルモドール)です。
フランス・パリで開かれる国際的な眼鏡見本市「SILMO」で、サングラス部門のグランプリを獲得しました。受賞モデルは「FA-1111」です。公式サイトの製品ページにもモデルが掲載されており、国内外の複数の媒体がこの受賞を報じています。
2度目は2015年です。
このときは「FA-087」で審査員特別賞(Jury’s Special Award)を受賞しています。FACTORY900の公式英語ページにも、受賞を伝えるページが用意されています。FA-087には「THE SIX EYES」という愛称があります。名前の通り、常識的な眼鏡の輪郭からはみ出したモデルです。
なお、シルモドールについては「何度も受賞している」と語られることがあります。しかし私が調べた限り、受賞として確認できたのは2013年と2015年の2回でした。その後もノミネートされた年はあります。ただ、ノミネートと受賞は別のものなので、この記事では分けて扱っています。
シルモドールは、SILMOの出展製品から各部門の最も優れた一本を選ぶアワードです。「眼鏡界のアカデミー賞」と表現されることもあります。
眼鏡の世界には、性能を数値で競うような統一の物差しがありません。だからこそ、国際的な場で審査員に選ばれたという事実が、大きな意味を持ちます。しかも受賞したのは、ブランドを立ち上げてまだ十数年の産地の工場でした。
ちなみに国内でも、2002年から2004年にかけて3年連続でアイウェア・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。これは公式の年表に記されている事実です。海外での評価が突然生まれたわけではない、ということですね。
では、なぜあの形が実現できるのでしょうか。
答えは、フレームの削り方にあります。母体である青山眼鏡は、1970年代から眼鏡用の切削機械を自社で開発してきました。厚い素材の塊を、平面ではなく立体として削り出していく。この技術が、あの彫刻的なフォルムを支えています。
福井の眼鏡産地の公式情報サイトは、この技術を「世界で唯一の3D造形技術」と紹介しています。そのうえで、「最終的には長年培われてきた職人の手により、一本一本丁寧に仕上げられていきます」と説明しています。機械で削って終わりではなく、最後は人の手で仕上げるという流れです。
つまりFACTORY900の「尖り」は、デザイナーの奇抜な発想だけで生まれたものではありません。削れる形だから、描ける。工場発のブランドであることが、そのままデザインの自由度になっているわけです。
ブランドの現在地を知るには、代表的なモデルと最新の動きを押さえておくのが早道です。
FACTORY900を語るうえで外せないのが「FA-160」です。大きめのスクエアシェイプで、このブランドのイメージを世に広めた一本といえます。
このFA-160を長年愛用していたのが、お笑いタレントの宮川大輔さんでした。10年以上前に店舗で出会って以来の愛用者だったと紹介されています。そしてその関係から生まれたのが、2020年10月23日に発売されたコラボレーションモデル「FA-440」です。
デザイナーと宮川さんは打ち合わせを重ねました。そのうえで、顔立ちに調和するように設計されたモデルです。発売当初はブラック2色(col.001/col.001M)でしたが、2026年8月時点では4色展開(col.001/084/170/492)されています。レンズサイズは56mmで、FA-160を意識しつつもフレームカーブは浅めです。度数が必要な方にも配慮された設計になっています。
「有名人が広告塔になった」という話ではありません。もともとの愛用者と一緒に作ったという順番なのが、このコラボの良いところだと私は思います。
ファッションブランドUNDERCOVERとのコラボレーションも実現しました。
UNDERCOVERの2026年春夏コレクションの一環として発売されました。2026年3月14日から、国内の直営店および公式サイトで取り扱われています。ラインナップには「FA-460」のサングラスに加え、「FA-441」「RF-140」の別注カラーが並びます。
内容も凝っています。フロントは顔の輪郭に沿わせつつ、ゴーグル部分はフラットなラインで構成されています。これにより、度付きレンズにも対応できる設計だと説明されています。FACTORY900の初期のゴーグルシリーズを、現在の感性で組み直した一本というわけです。
異業種とのコラボレーションはこれだけではありません。自動車ブランドLEXUSとのドライビンググラスなど、眼鏡の枠を越えた取り組みも手がけています。
もうひとつ、情報を追いかけている方に関わる変化があります。
2026年3月6日、公式サイトが全面リニューアルされました。同時に、長く続いていた「Shop Staff Blog」がnoteへ移行しています。過去のブログ記事のURLは、現在の公式サイトへ転送される状態になっています。そのため、検索で古い記事にたどり着いてもページが見つからないことがあります。最新情報を追う場合は、公式サイトとnoteの両方を見ておくと確実です。
デザインに惹かれた次に気になるのは、やはり現実的な話ですよね。順番に整理します。
2026年8月時点で、公式オンラインストアと正規取扱店の表示価格を確認しました。おおよその目安は次の通りです。
| ライン | 価格の目安(2026年8月時点・税込) |
|---|---|
| FACTORY900 RETRO(RF番台) | 約46,000円〜55,000円 |
| FACTORY900 メインライン(FA番台) | 約56,000円〜93,000円 |
| コラボレーション・限定モデル | 約52,000円〜88,000円 |
ざっくり言えば、RETROが比較的手に取りやすい価格帯です。立体造形を前面に出したメインラインほど、価格は上がる傾向があります。削り出す素材の厚みと加工の手間を考えれば、納得のいく差だと感じます。
ただし、これはあくまで確認した時点の表示価格です。モデルや仕様によって幅がありますし、価格は改定される可能性もあります。購入前には公式サイトや取扱店で最新の価格を確認してください。
購入先は大きく分けて3つあります。
このブランドは、写真だけで印象をつかむのが難しいタイプです。立体的な造形なので、正面から見た印象と斜めから見た印象がまったく違うことも珍しくありません。可能であれば、一度は実物をかけてみることをおすすめします。
結論から言えば、度付きレンズを入れることは可能です。実際、コラボモデルでも「度付きレンズに対応できる設計」であることが説明されています。
ただし、注意しておきたい点があります。
購入を検討している段階で、「このモデルにこの度数を入れられますか」と取扱店に相談しておくと安心です。特に個性的な形ほど、先に確認しておく価値があります。
ここからは、実際に1本所有している立場からの話です。
正直に言うと、FACTORY900は本当に尖ったモデルが多いブランドです。でも、その尖ったところが良いのです。棚に並んでいるだけで存在感があります。「これをかけたらどうなるんだろう」と想像させる力がある、といえばいいでしょうか。
私が持っているのは、先ほど紹介したRETROラインの「RETRO RF-041」です。レトロな雰囲気のシェイプを、現代の技術で再構築したモデルになります。縦浅のウェリントンシェイプに流線型のシルエットが加わっていて、クラシックな顔つきをしていながら細部にはしっかりFACTORY900の主張が入っています。シャープでかっこいいのですが、正直なところ少し癖があります。
購入を決めるまでには、かなり時間がかかりました。何度も手に取っては、街中での自分の姿を想像して棚に戻す——その繰り返しです。「さすがにクセが強すぎて、掛けこなせないかもしれない」という不安が消えないまま、いったん店を後にしました。別の日に改めて戻っても、また同じように迷いました。
結局、「もし自分にあまり合わないようなら、コレクションとして家に飾っておこう」と決めることにしました。それで踏ん切りがつきました。仕上がりを受け取ったとき、最初の不安が杞憂だったとわかりました。思っていた以上に馴染んでいて、今はカジュアルな日のプライベート用として活躍しています。
かけてみた感想としては、やはり少し個性的で、シーンは選びます。ただ、それを差し引いても、とにかくかっこいい。ここは正直な気持ちです。
「RETRO RF-041」をかけて出かけると、周囲から何かしら声をかけられることがあります。「おっ、その眼鏡、なんか特徴的だね」といった感じです。いじってよいものかどうか、相手が少し迷っている雰囲気も伝わってきます。
それでも、眼鏡ひとつで話のきっかけになるのは、場合によっては助かります。自然と会話が弾むこともあって、「案外、眼鏡好きっているんだな」と感じることがあります。眼鏡がもっとファッションアイテムとして認知されるようになれば、と思っています。同じ感覚を持つ仲間が増えてくれたら、素直にうれしいです。
かけ心地について、不安に感じる方も多いと思います。ごついフレームだと圧迫感があるのでは、と心配になるのは自然なことです。ただ実際に使ってみると、そのあたりはちゃんと考えられています。
私が所有しているモデルには、テンプルが顔幅に合わせて動く「ばね丁番」が採用されています。これにより、顔への圧迫をほぼ感じません。ごつさがあるぶん、フレーム自体の重さは多少あります。
ずれ落ちについては、両面テープで貼り付けるシリコン製の鼻パッドを使うことでほぼ気にならなくなりました(個人差はあります)。私が使っているのはこちらのタイプです。
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デザインと掛け心地を両立させる——そういう思想が、このブランドにはしっかり根づいていると感じます。見た目の個性だけに頼っているブランドではないのです。
こういった個性的な眼鏡を探している方には、間違いなく刺さるブランドだと思います。眼鏡を1本目から選ぶ人には、少しハードルが高いかもしれません。ただ、何本か持っている人にとっては、コレクションの主役になり得る存在です。
眼鏡にのめり込んでいく過程については、沼落ち日記〜眼鏡編〜にまとめています。似た感覚をお持ちの方は、こちらも楽しんでいただけるはずです。
「尖り」を面白がれる人へ——FACTORY900が刺さる読者像ここまで読んで、「良さそうだけれど自分に似合うだろうか」と迷っている方も多いと思います。判断材料を整理します。
同じく個性の強い国内ブランドを比べてみたい方には、EFFECTORの評判と特徴【2026年版】もおすすめです。方向性は違いますが、「量産型では物足りない」という気持ちに応えてくれる点は共通しています。
最後の項目に当てはまる方へ、ひとつ提案があります。いきなり数万円のフレームに挑戦する前に、手頃な価格帯で「大きめのフレーム」「厚みのあるフレーム」を一度試してみるのが現実的です。数千円台から試せるので、自分の顔が太いフレームに耐えられるかどうかを、低いリスクで確認できます。そのうえでFACTORY900に進めば、選ぶときの判断もぶれません。
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FACTORY900のフレームは、厚みのある素材を削り出した立体的な造形が魅力です。だからこそ、面の広い部分に指紋や皮脂の跡が残ると、せっかくの陰影が鈍って見えてしまいます。デザインを気持ちよく楽しむために、日々の手入れを少しだけ整えておくことをおすすめします。
セルロイドやアセテートのフレームは、使い続けると表面が白くくすんでくることがあります。眼鏡専門ブランドDJUALのポリッシングクリームを使えば、自宅で新品のような艶を取り戻せます。チタン・メタルフレームには不要ですが、アセテートやセルロイドを使用したモデルにお使いください。
ご注意: マット加工(艶消し加工)を施したフレームには使用できません。また、レンズ部分には絶対に使用しないでください。ご使用前にフレームの仕上げをご確認ください。
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世界的光学ブランドZEISSの個包装ワイプは、全世界で年間10億個販売されている定番品。外出先でもすぐに使えて、コーティングレンズを傷めません。
ご注意: コンタクトレンズには使用できません。レンズにゴミや砂粒が付着した状態で拭くと傷がつく恐れがあります。使用前にレンズの表面をご確認のうえ、開封後はすぐにご使用ください。
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春日のキョンセームは、天然素材ならではのやさしい拭き心地が特徴。細かい繊維が油分・指紋をしっかり絡め取り、拭き傷をつけません。
ご注意: Amazon等では中国製の類似品が流通しています。正規品の春日(KASUGA)製品はパッケージおよびクロス表面(光沢面)に「春日」または「KASUGA」のロゴが入っています。ご購入の際は販売元が「春日」であることをご確認ください。
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まとめ——「尖り」には、ちゃんと理由があるFACTORY900は、1905年から続く産地の系譜を持つ青山眼鏡が、2000年に立ち上げたブランドです。ブランド名の「900」は、産地で割り振られていた工場番号そのもの。作る場所を名前にするという選択に、このブランドの姿勢が表れています。
世界での評価は、シルモドールの受賞という形で確認できます。2013年にFA-1111がサングラス部門でグランプリを獲得しました。2015年にはFA-087が審査員特別賞を受賞しています。私が確認できた受賞は、この2回です。その土台にあるのは、1970年代から自社で切削機械を開発してきた技術と、最後は人の手で仕上げる工程でした。
現在の製品は、FUTURISTIC・MASK・LAB・RETRO・COLLABORATIONの5シリーズで構成されています。価格の目安は4万円台後半から9万円台。なかではRETROが比較的手に取りやすい位置にあります。UNDERCOVERとのコラボレーションは継続的に行われており、ブランドからは今後も目が離せません。
尖ったデザインは、奇をてらった結果ではありません。削り出せる工場だから、あの形が描ける。その理由を知ってから見ると、同じフレームがまったく違って見えてくるはずです。気になった方は、ぜひ一度実物をかけてみてください。写真では伝わらないものが、確実にあります。
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