「カラーレンズを試してみたいけれど、何色が自分に合うかわからない」と悩んでいませんか。
服やコスメを選ぶときに使う「パーソナルカラー」の考え方を使えば、レンズカラー選びがぐっとシンプルになります。
この記事では、イエベ春・秋・ブルベ夏・冬の4タイプ別に、似合いやすいとされるレンズカラーの傾向を解説します。
試着前の事前知識として、ぜひ参考にしてみてください。
薄色カラーレンズの基礎知識は薄色カラーレンズの正体でくわしく解説しています。
カラーレンズの色選びに「パーソナルカラー」を使うとどうなる?
カラーレンズを選ぶとき、「なんとなく好きな色」や「人気ランキングの上位」で選んでいませんか。
選んだ色が自分の肌トーンと合わないと、顔色が沈んで見えたり、浮いた印象になったりすることがあります。
パーソナルカラーを基準にすると、レンズカラーと肌トーンのなじみを考えやすくなります。
失敗を減らしやすくなる「目安の一つ」として活用できる考え方です。
フレームカラーとレンズカラー、どちらの話をしているか確認しよう
「パーソナルカラー × 眼鏡」で検索すると、上位記事のほぼすべてがフレームの色についての話です。
レンズカラーに絞った情報は、実はほとんど見当たりません。
この記事で扱うのは、レンズに色が入った「薄色カラーレンズ」の色選びです。
フレームカラーの選び方とは軸が異なりますので、ここで整理しておきます。
- フレームカラー:眼鏡のリムやテンプルの色。メタルのゴールド・シルバー、プラスチックのブラック・べっ甲など
- レンズカラー:レンズ自体に薄くかかる色。ブラウン・グレー・ピンク・ラベンダーなど
フレームカラーとレンズカラーの違いを理解したうえで、自分のパーソナルカラーに合うレンズを選んでいきましょう。
パーソナルカラー4タイプ(イエベ春・秋・ブルベ夏・冬)をざっくり理解する
パーソナルカラーとは、肌・瞳・唇の色と調和しやすいカラーグループのことです。
大きく「ウォームトーン(イエベ系)」と「クールトーン(ブルベ系)」に分かれ、さらに4タイプに分類されます。
| タイプ | 特徴 | 似合いやすい色のイメージ |
|---|---|---|
| イエベ春 | 明るく鮮やかな色が映える | コーラル・ピーチ・明るいブラウン |
| イエベ秋 | 深みと落ち着きのある色が映える | テラコッタ・アンバー・深めブラウン |
| ブルベ夏 | 青みのある淡い色が映える | グレー・ラベンダー・スモーキーピンク |
| ブルベ冬 | コントラストの強い色・無彩色が映える | クリアグレー・スレートブルー |
自分のタイプがまだわからない場合は、後半の「パーソナルカラーがわからないとき」で確認方法を紹介します。
タイプ別・似合いやすいカラーレンズの色
パーソナルカラー別に、似合いやすいとされるレンズカラーの傾向を解説します。
あくまで目安ですので、個人差があることをあらかじめお断りしておきます。
イエベ春に似合いやすいレンズカラー
イエベ春タイプは、明るく温かみのある色が得意なカラータイプです。
レンズカラーで選びやすいのは、ブラウン・ピーチ・コーラル系の温かみのある色合いです。
黄みのある淡い発色のレンズは、イエベ春の肌となじみやすく、顔色を明るく見せやすい傾向があります。
- ライトブラウン・ゴールドブラウン:肌なじみがよく、柔らかい印象になりやすい
- ピーチ・コーラルピンク:血色感が出やすく、明るい表情になりやすい
- 薄めのオレンジ・イエロー系:元気で愛らしい印象になりやすい
ただし、発色はレンズの濃度やブランドによって大きく変わります。
同じ「ブラウン」でも、グレー寄りのトーンだとブルベ向きの印象になることがあります。
実物で確かめてから選ぶことをおすすめします。
私がカラーレンズを選ぶとき、意識している観点が2つあります。「自分からの見え方」と「他人からの見られ方」です。
ピーチ系・ブラウン系の見え方については、個人的には少しセピア色の世界になったような感覚です。視界への違和感はほとんど感じません。ものがくっきり見える感じがして、コントラストが上がったような印象もあります。見え方の変化が少ない分、カラーレンズを初めて試す方の最初の1本にも向いている色だと思います。
ただ、ピーチ系については、色の性質上、眩しさを和らげる効果はあまり期待できないかもしれません。まぶしさ対策が目的なら、ブラウン系が選択肢になりそうです。
見られ方については、どちらも肌色に近い系統の色なので、顔なじみがよく、人から見ても違和感を感じにくいカラーだと思います。ファンデーションを使ったときのように、血色がよく見える傾向もある気がします。「カラーレンズは目立ちすぎるかな」と心配な方にこそ、まず試してみてほしい色です。
イエベ秋に似合いやすいレンズカラー
イエベ秋タイプは、深みと落ち着きのある色が得意なカラータイプです。
レンズカラーで選びやすいのは、テラコッタ・アンバー・深めブラウン系の色合いです。
彩度が低めで温かみのある色は、イエベ秋の肌の深みと調和しやすい傾向があります。
- テラコッタ・深めのブラウン:渋みのある大人っぽい印象になりやすい
- アンバー(琥珀色):黄みと深みのバランスが取りやすい
- 薄めのカーキ・モスグリーン系:個性的なアクセントになりやすい
鮮やかすぎる色や青みのある色は、イエベ秋の肌とは浮きやすいとされています。
淡すぎる色よりも、少し深みのある色の方が肌となじみやすい傾向があります。
ブルベ夏に似合いやすいレンズカラー
ブルベ夏タイプは、青みのある柔らかい色が得意なカラータイプです。
レンズカラーで選びやすいのは、グレー・ラベンダー・スモーキーピンク系の色合いです。
青みを含んだ淡い発色のレンズは、ブルベ夏の肌の透明感となじみやすい傾向があります。
- グレー系:すっきりとした都会的な印象になりやすい
- ラベンダー・スモーキーパープル:上品で柔らかい印象になりやすい
- ソフトなローズピンク(青みピンク系):繊細で優しい印象になりやすい
黄みのある暖色系のレンズは、ブルベ夏の肌には顔色が沈んで見えやすい場合があります。
試着でレンズを当ててみると、その差がわかりやすいです。
私はシャープな印象が好きで、持っているサングラスの半数以上はグレーかネイビーです。寒色系のレンズは少しシャープな印象を与えやすく、肌にカラーが乗っていることが判別しやすい色だと感じています。
ただ、濃度を低めに調整すれば、サングラス感をかなり抑えられます。機能性コーティングと区別がつかないくらい自然な仕上がりにすることもできます。見え方についても、私が使っているのはすべて濃度が低いレンズなので、違和感を感じることはほとんどありません。
一点、注意したいことがあります。ブルー系の濃度が高めのレンズは、信号の色、特に青色が見えにくくなることがあると聞きます。安全に関わることでもあるので、濃い目のブルー系レンズを選ぶ場合は注意が必要です。運転時の見え方については、購入前にお店で確認することをおすすめします。
ブルベ冬に似合いやすいレンズカラー
ブルベ冬タイプは、コントラストのある色や無彩色が得意なカラータイプです。
レンズカラーで選びやすいのは、クリアグレー・スレートブルー・スモーキーな寒色系です。
青みのある透明感のある発色が、ブルベ冬のシャープな印象と調和しやすい傾向があります。
- クリアグレー・チャコールグレー:クールで洗練された印象になりやすい
- スレートブルー・スモーキーブルー:知的ですっきりした印象になりやすい
- 薄めのブラック系:コントラストで顔立ちが引き締まりやすい
ブルベ冬は4タイプの中でも最もコントラストが得意とされています。
存在感のある色を試してみやすいタイプです。
自分のパーソナルカラーと人気色を照らし合わせてみたい方は、薄色カラーレンズは何色がいい?人気ランキングもあわせてご覧ください。
パーソナルカラーがわからないとき、どうやって選べばいい?
「自分がイエベかブルベかよくわからない」という方も少なくありません。
プロの診断を受けていなくても、いくつかのポイントで傾向を確認できます。
セルフチェックで判断するポイント3つ(血管の色・日焼けの仕方・得意な服の色)
以下の3点でおおまかな傾向をつかめます。
ただし、あくまで目安です。セルフチェックの結果とプロ診断が一致しないこともあります。
① 手首の血管の色
- 青紫・緑がかって見える → ブルベ系の可能性が高い
- 緑・黄みがかって見える → イエベ系の可能性が高い
② 日焼けの仕方
- 赤くなってヒリヒリするが、あまり黒くならない → ブルベ系の可能性が高い
- 黄みがかってじわじわ黒くなる → イエベ系の可能性が高い
③ 得意な服の色
- 白・グレー・ネイビー・ローズピンクが馴染む → ブルベ系の可能性が高い
- オフホワイト・ベージュ・キャメル・テラコッタが馴染む → イエベ系の可能性が高い
3点を合わせて総合的に判断するのが目安になります。
複数の条件が混在する場合は、ミックスタイプの可能性もあります。
プロ診断を受けるか迷ったときの目安
セルフチェックで判断できない場合や、より確実に把握したい場合は、カラーリストによる診断も選択肢です。
費用は内容によって幅があり、一般的な目安として数千円から数万円程度のサービスが多くあります(診断内容や時間によって異なります)。
「何度試してもしっくりくる色が見つからない」「服・コスメ選びで失敗が続いている」という場合に、特に効果を感じやすいようです。
カラーレンズ1本を選ぶためだけに受ける必要はありませんが、興味がある方は体験してみるのもよいと思います。
パーソナルカラーには、最近とても興味があります。私がよく見ているメガネ系のYouTubeチャンネルでもよく取り上げられていて、実際に診断を受けてみたいと思っています。ただ、プロ診断は少し大掛かりになりそうなので、まずはアプリで手軽に試してみようかと考え中です。
サングラスの色については、実際にいくつかの色を試して持っています。その中で印象に残っているのが赤系(プラムやパープル)です。個人的には、少しサングラス特有の怪しい雰囲気が出やすい色だと感じています。どちらかといえば、おしゃれ感が前面に出やすいのはネイビーやグリーンかな、と思っています。あくまでも主観ですが。
「他の人からはどう見えているのか」は、実際のところ気になります。聞いてみたら、自分の感想とは全然違う印象を持たれているかもしれません。ただ、なかなか聞く機会がないのが正直なところです。最終的には自分の感性を信じて、楽しくカラーレンズ・サングラスライフを送るのが一番なのかもしれません。
レンズカラーで迷ったときに使えるヒント
パーソナルカラーの傾向をつかんだあとも、「実際どうやって選べばいいか」で迷うことがあるかもしれません。
ここでは、選びやすくなるヒントをまとめます。
フレームカラーとレンズカラーを合わせる必要はあるか
「フレームがゴールドなら、レンズも暖色系にしないといけない?」と気になる方もいるかもしれません。
結論から言うと、必ずしも合わせる必要はありません。
フレームとレンズを近い系統の色でまとめると統一感が出やすいです。
一方、あえて異なる色を組み合わせると、個性的な表情が生まれることもあります。
「どんな印象に見せたいか」を出発点に考えると、まとまりやすいです。
フレームカラーそのものの選び方は、メガネフレームの色の選び方でくわしく解説しています。
オンラインで選ぶときに気をつけたいこと(発色の見え方の違い)
オンラインでカラーレンズを選ぶと、画面上の色と実際の発色が異なることがあります。
特に気をつけたい点は次のとおりです。
- モニターの色設定によって見え方が変わる:デバイスによって発色の印象が異なります
- 屋内と屋外で見え方が変わる:光量の多い屋外ではレンズの発色がはっきりする場合があります
- 写真と現物のトーンが違うことがある:黄み寄り・青み寄りのトーンは写真ではわかりにくいことがあります
最初の1本は、できれば実店舗で試着してから選ぶことをおすすめします。
職場や日常でも使えるかどうか気になる方は、薄色カラーレンズは職場でNG?も参考にしてください。
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まとめ:パーソナルカラーはカラーレンズ選びの「ヒント」として使おう
パーソナルカラーは、カラーレンズを選ぶときの「出発点」として役立ちます。
タイプ別の傾向をまとめます。
| タイプ | 似合いやすいとされるレンズカラーの傾向 |
|---|---|
| イエベ春 | ブラウン・ピーチ・コーラル系(温かみのある明るい色) |
| イエベ秋 | テラコッタ・アンバー・深めブラウン系(深みのある温かい色) |
| ブルベ夏 | グレー・ラベンダー・スモーキーピンク系(青みのある淡い色) |
| ブルベ冬 | クリアグレー・スレートブルー系(青みのある透明感のある色) |
ただし、パーソナルカラーはあくまで「傾向の目安」です。
同じタイプでも、好みや肌感によって合う色は変わります。
個人差がありますので、実際に試着して確かめることをおすすめします。
試してみると、「想像より似合う」という嬉しい発見があることも多いです。
まずは一本、自分のタイプのヒントを参考に選んでみてください。
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