眼鏡を選ぶとき、「顔に似合うかどうか」ばかりを気にしていませんか。私も長いあいだそうでした。ところが最近、「服と合わせたときに自分がおしゃれに見えるか」を基準にするブランドがあると知りました。それがBLANC..(ブラン)です。BLANC..は、デザイナーの渡辺利幸氏が2012年に立ち上げた日本のアイウェアブランドです。この記事では、ブランドの成り立ちから素材・価格帯・買える場所までを整理します。読み終える頃には、自分の一本になり得るかどうかが見えてくるはずです。
私がBLANC..を知ったきっかけは、YouTubeです。G.B.Gafasが運営するチャンネル「メガネの時間」と、眼鏡専門チャンネル「メガネ流行通信」で紹介されているのを見ました。どちらでも、品質が高くて価格も手に取りやすい日本ブランドとして紹介されており、「クラシック感があっておしゃれ」というのが私の第一印象です。
気になったのはテンプルエンドのデザインです。つるの先端部分だけ、フロントと異なるカラーの素材を使っています。強い主張ではありませんが、程よいアクセントとして機能しています。
ひとつ、黒縁が気になる方へのヒントもお伝えします。フレームの存在感が強すぎると感じる方には、クリアブラック・クリアグレー・クリアグリーンといったクリア系のカラーがおすすめです。黒縁っぽい雰囲気は残しつつ、主張を少しだけ和らげることができます。
BLANC..(ブラン)とはどんなブランド?「名脇役」という発想
BLANC..は、2012年にスタートした日本のアイウェアブランドです。企画とデザインを手がけるのは渡辺利幸氏。製品はすべて福井県鯖江市で作られています。
いちばんの特徴は、眼鏡を「顔の一部」ではなく「装いの一部」として設計している点です。
ブランド名の由来——フランス語の「白」に込めた2つの意味
BLANCはフランス語で「白」を意味します。この名前には、2つの意味が込められています。
ひとつは、何色にでも染まることができるピュアでシンプルなイメージです。もうひとつは、絵画で「光」や「光沢」を表現するときに白い絵の具を使うこと。どちらも公式の説明として案内されています。
つまり、自分が色を主張するのではなく、合わせる相手を引き立てる存在でありたい——そういう宣言が名前そのものに入っているわけです。デザイナー本人も、ブランド名について「色を付けたくない」という意味だと語っています。
なお、正式な表記は末尾にドットが2つ付く「BLANC..」です。公式オンラインストアの名称も「BLANC..ONLINE STORE」となっています。検索すると「BLANC」表記も多く見かけますが、どちらも同じブランドを指しています。
アパレル18年の経験を経て、2012年に生まれた
渡辺利幸氏は1976年生まれ、福井県の出身です。
経歴が少し変わっています。ファッションブランド「メゾン ミハラヤスヒロ」の立ち上げメンバーとして参加し、その後は系列のセレクトショップでバイヤーや店長を務めました。眼鏡業界の出身ではありません。アパレルの世界に18年身を置いた人物が、その経験を持ち込んで始めたブランドなのです。
本人はインタビューで、独立を考えた当時をこう振り返っています。18年勤めたアパレル業界を離れることも考えたけれど、自分が培ってきたものをいちばん活かせるのはこの業界だ、と。
眼鏡職人が独立して立ち上げたブランドとは、出発点がまったく違います。「作れるから作った」のではなく、「服を選ぶ人の目線で、足りない一本を作った」というわけです。ここがBLANC..の面白さだと私は感じます。
コンセプト「Newtral」——新しい中立、という造語
BLANC..が掲げるコンセプトは「Newtral(ニュートラル)」です。New(新しい)とNeutral(中立)を組み合わせた造語になります。
公式サイトでは、アイウェアはバッグや靴と同じように日常的に楽しむファッションアイテムであるべきだ、という考えが示されています。だからこそ、あらゆるスタイルに合うシンプルなデザインを作る、と。
そしてもうひとつ、ブランドを象徴する言葉があります。「それぞれのファッションを格上げする名脇役としてのアイウェア」です。
主役は着ている人であって、眼鏡ではない。けれど脇役がいるからこそ主役が引き立つ——そういう役割の設計です。「アイウェアがファッションの主役になってしまうのはちょっと」というデザイナーの言葉も残っています。個性で押し切るブランドとは、明確に方向が違いますね。
BLANC..の眼鏡は何が違う?素材・設計・鯖江の作り
コンセプトが良くても、モノとして良くなければ意味がありません。ここからは中身の話をします。
主役はアセテート、そこにメタルを合わせる
まず素材です。私が公式オンラインストアと正規取扱店の商品ページを確認した範囲では、現行モデルの中心はアセテートでした。
たとえば公式ストアの「BM002」は、軽量なチタンのメタルブリッジとアセテートを組み合わせたウエリントンスタイルとして紹介されています。「BE017」はアセテートのモデルで、テンプルを厚めに設計することで、横からの光にも配慮した作りになっています。サイズはボクシングサイズで53□19-145、レンズは99%以上の紫外線カットと表記されています。
コラボレーションモデルでは、2.5mmのチタンリムをフロントに使い、テンプルにアセテートを合わせた組み合わせも作られています。金属とプラスチックのいいところを、モデルごとに使い分けている印象です。
ひとつ補足しておきます。BLANC..について調べていると「セルロイド」という言葉を目にすることがあります。ただ、私が2026年8月時点で公式オンラインストアと複数の正規取扱店を確認した限り、素材表記はアセテートとメタル(チタンを含む)が中心で、セルロイドを使ったモデルは見当たりませんでした。気になる場合は、購入前に店頭で素材表記を確認してみてください。
素材による掛け心地や見え方の違いについては、眼鏡フレームの素材の種類と選び方にまとめています。アセテートとセルロイドの違いも解説しているので、あわせてどうぞ。
作っているのは鯖江。設計思想は「骨格との関係」
BLANC..の製品は、福井県鯖江市で日本の職人の手作業によって作られています。デザイナー本人の故郷でもある産地です。
公式サイトには、フレームのすべてのパーツを「顔の骨格と眼鏡の関係を補い合うように設計している」という趣旨の説明があります。取扱店の紹介文でも、長時間かけていてもストレスの少ない掛け心地が共通して挙げられています。
デザインはモードでも、作りは産地の技術に預ける。この組み合わせが、BLANC..の立ち位置をわかりやすくしています。
そもそも鯖江産であることがなぜ信頼につながるのかは、メガネの産地と鯖江が「世界の聖地」と呼ばれる理由で詳しく解説しています。背景を知ると、価格の見え方も変わってくるはずです。
左テンプルエンドの「切り返し」というサイン
BLANC..には、控えめなシグネチャーがあります。左のテンプルエンド(つるの先端側)に入る切り返しのデザインです。
ロゴを大きく出すブランドではありません。かけている本人と、気づいた人だけがわかる。名脇役を掲げるブランドらしい主張のしかただと感じます。中古やフリマで見かけたときも、この部分は判断の手がかりになります。
濃すぎないレンズ——「週7で使える」という考え方
サングラスの作り方にも、はっきりした思想があります。
BLANC..のサングラスは、目元がうっすら見える程度の濃度に抑えられているモデルが多くあります。理由は、かけたままでもアイコンタクトが取れるようにするためです。デザイナーは「週7で使えるサングラス」という言葉も使っています。
日本ではサングラスを「特別な日の道具」と捉える人が少なくありません。そこを日常側に引き戻す設計になっているわけです。濃い色に抵抗がある方には、入り口として考えやすいのではないでしょうか。
私が所有しているのは「BE007」です。素材はアセテート、価格は36,300円(税込)のモデルです。カラーはクリアブラックを選びました。通常のブラックより主張が抑えめで、日常のコーディネートに合わせやすいと感じています。
シェイプは縦浅の、少し個性のあるスクエアです。レンズ幅は51mmとやや広めでしたが、屈折率1.74のレンズを入れたところフレーム内にしっかり収まり、満足しています。掛け心地が良く、日常的に使っています。
次に欲しいモデルとして気になっているのが「BE023」です。アセテートで41,800円(税込)、スクエアシルエットのモデルです。人と被りにくく、やや渋めの印象が気に入っています。
2026年のラインナップ——メガネ・サングラス・調光、そしてコラボレーション
現在のBLANC..がどんな製品を出しているのか、公式オンラインストアの構成に沿って整理します。
5つのカテゴリで構成されている
2026年8月時点の公式オンラインストアは、次のカテゴリで案内されています。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| GLASSES | クリアレンズのメガネ。26SS・26AWでシーズンごとに展開 |
| SUNGLASSES | サングラス。メガネと共通のフロント形状を持つモデルもあります |
| PHOTOCHROMIC | 調光レンズを搭載したモデル |
| COLLABORATION | 他ブランドとの協業モデル |
| ACCESSORIES | 小物類 |
型番は「B0047」「BE021」「BM002」のように、アルファベットと数字の組み合わせです。同じ型番でクリアレンズ版とサングラス版が用意されているモデルもあります。「メガネとして使いたいけれど、いずれ色を入れたい」という選び方もできますね。
サングラス選びで迷いやすいポイントは、サングラスの選び方【初心者向け完全ガイド】に整理しています。UVカットや濃度の考え方も解説しているので、初めての一本を検討中の方はこちらもどうぞ。
なお、海外向けのラインとして「817 BLANC LNT」という名称のモデルも流通しています。国内の取扱店でも取り扱いを見かけるので、店頭で並んでいたら見比べてみると面白いと思います。
doublet・FETICO・MASU——コラボレーションが示すもの
BLANC..を語るうえで外せないのが、ファッションブランドとのコラボレーションです。
公式オンラインストアのCOLLABORATIONには、doublet・Ernie Palo・FETICO・JOHN LAWRENCE SULLIVAN・Maison MIHARA YASUHIRO・MASUの名前が並んでいます。いずれも国内のコレクションブランドです。
直近の動きも活発でした。doubletとの2026年春夏コラボレーションは2026年3月14日に発売され、ドーバー ストリート マーケット ギンザなどで取り扱われています。FETICOとのコラボレーションは2026年4月上旬に第3弾が登場しました。オーバル型のコンビネーションモデルで、価格は各4万700円。シャンパンゴールド/ヘーゼル、シルバー/ブラック、ゴールド/ハバナの3色展開です。
ここで注目したいのが、Maison MIHARA YASUHIROの名前です。渡辺利幸氏が立ち上げメンバーとして参加していたブランドですね。古巣と組んだ製品が現行ラインに並んでいるという事実は、このブランドの成り立ちをよく物語っていると思います。
アパレル側から「一緒にやりたい」と思われる。名脇役という言葉が、単なるキャッチコピーで終わっていない証拠ではないでしょうか。
メディアでの露出も増えている
メディアでの扱いも増えています。『メンズクラブ』などの編集長を務めたファッション編集者の戸賀敬城さんが、ウェブメディアでBLANC..の選び方を紹介する記事を執筆したこともありました。
ポップアップで実物に会える機会が増えている
BLANC..は路面の直営店を構えるタイプのブランドではありません。そのぶん、百貨店でのポップアップ(期間限定ショップ)に力を入れています。
- 2025年4月16日〜5月13日:阪急うめだ本店3階「D-LAB」
- 2026年5月6日〜5月12日:伊勢丹新宿店 本館3階
伊勢丹新宿店での開催では、アイウェアに加えてレザーグッズまで並びました。しかも初日はデザイナーの渡辺利幸氏本人が店頭に立っています。作り手に直接質問できる機会は、そう多くありません。
こうした情報は公式サイトや百貨店のニュース欄で告知されます。気になる方は、シーズンの変わり目にチェックしてみてください。
買う前に知っておきたい価格・購入先・アフターサービス
デザインが気に入っても、現実的な条件が合わなければ選べません。順番に見ていきます。
3万6千円台から——この価格帯をどう見るか
2026年8月時点で、公式オンラインストアと正規取扱店の表示価格を確認しました。目安は次の通りです。
| 種別 | 価格の目安(2026年8月時点・税込) |
|---|---|
| メガネ・サングラス(現行の中心帯) | 36,300円〜41,800円 |
| 調光レンズ搭載モデル | 45,100円〜46,200円 |
| コラボレーションモデル | 40,700円前後のモデルを確認 |
高いと感じるでしょうか。それとも意外と手が届くと思われたでしょうか。
比較の材料をひとつ挙げます。国内の独立系ブランドは、5万円台から10万円近い価格帯のものも珍しくありません。そのなかでBLANC..は、3万円台後半から入れる位置にあります。鯖江製で、デザインもファッション寄り。この条件を考えると、独立系ブランドの入り口として考えやすい価格設定だといえます。
同じ鯖江の一貫生産ブランドと比べてみたい方は、金子眼鏡の評判と特徴【2026年版】もご覧ください。価格帯と方向性の違いがつかめると思います。
ただし、これはあくまで確認した時点の表示価格です。モデルによって幅がありますし、価格は改定されることもあります。購入前に公式サイトや取扱店で最新の価格を確認してください。度付きレンズを入れる場合は、別途レンズ代がかかる点にも注意が必要です。
どこで買える?取扱店と公式オンラインストア
購入先は大きく3つあります。
- セレクト眼鏡店:アイウェアのセレクトショップ「POKER FACE」が代表的です。同店の公式ブランドページでは、2025年10月時点で10店舗での取り扱いと案内されています
- 百貨店:伊勢丹新宿店をはじめとする百貨店での取り扱いやポップアップ開催があります
- 公式オンラインストア:store.blanc-products.com で現行モデルを直接購入できます
初めての一本であれば、実店舗で試すことをおすすめします。BLANC..は掛けたときの印象を重視したブランドです。写真では、顔まわりの余白や存在感の加減までは伝わりません。
保証・修理はどうなっている?
ここは正直にお伝えします。
私が公式サイトと公式オンラインストアを確認した範囲では、保証期間や修理対応の条件を明記したページを見つけられませんでした。国内ブランドなのでパーツの供給や修理相談は現実的にしやすいと考えられますが、公式で確認できない内容を断定するのは避けます。
そのため、購入前に次の点を店頭またはオンラインストアの問い合わせ窓口で確認しておくと安心です。
- 保証の期間と対象になる範囲
- 鼻パッドやネジなど消耗パーツの交換対応
- 破損したときの修理受付と、おおよその費用感
- 購入店以外での調整が可能かどうか
長く使う前提の価格帯です。買う前にこの4点を聞いておくだけで、後の安心感がかなり変わります。
服を引き立てる一本を探しているあなたへ
ここまで読んで、「良さそうだけれど自分に合うだろうか」と迷っている方もいると思います。判断材料を整理します。
BLANC..が刺さる人
- 服が好きで、眼鏡もその一部として考えたい人:全身のバランスから設計されているブランドなので、コーディネートの発想と相性が良いです
- 主張しすぎる眼鏡が苦手な人:ロゴは大きく出ず、サインは左テンプルエンドの切り返しのみです
- 国内独立系ブランドを試したい人:3万円台後半からという価格は、この分野の入り口として考えやすい水準です
- サングラスを日常で使いたい人:目元が見える濃度のモデルが多く、かけたまま人と話せます
- 鯖江の作りに価値を感じる人:産地の職人による手仕事で仕上げられています
同じ国内独立系でも、より個性の強い方向が好みならEFFECTORの評判と特徴【2026年版】も比べてみてください。方向性は対照的ですが、「量産型では物足りない」という気持ちに応える点は共通しています。
少し立ち止まって考えたい人
- ひと目で「あのブランドだ」とわかる眼鏡が欲しい人:BLANC..は控えめな設計なので、記号性を求める方には物足りないかもしれません
- できるだけ安く抑えたい人:レンズ代を含めると総額は4万円を超えることが多く、優先順位によっては合いません
- とにかく軽さを最優先したい人:アセテートを主体としたモデルが中心のため、超軽量をうたう設計とは考え方が異なります
- 手厚い保証を条件にしたい人:公式で保証内容が明示されていないため、事前確認が必要です
最後の2つに当てはまる方へ、ひとつ提案があります。いきなり4万円前後のフレームに挑戦する前に、手頃な価格帯で「シンプルで薄いアセテートのフレーム」を一度試してみるのが現実的です。自分の顔と生活に、この方向のデザインが合うかどうかを低いリスクで確認できます。そのうえでBLANC..に進めば、選ぶときの判断がぶれません。
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このフレームを長く使うために
BLANC..のフレームは、余計な装飾を削ぎ落としたぶん、面の艶や輪郭の美しさがそのまま印象に出ます。だからこそ、指紋や皮脂の跡が残るとせっかくの静かな存在感が鈍って見えてしまいます。気持ちよく使い続けるために、日々の手入れを少しだけ整えておくことをおすすめします。
フレームの艶を守る(セルロイド・アセテート素材向け)
セルロイドやアセテートのフレームは、使い続けると表面が白くくすんでくることがあります。眼鏡専門ブランドDJUALのポリッシングクリームを使えば、自宅で新品のような艶を取り戻せます。チタン・メタルフレームには不要ですが、アセテートやセルロイドを使用したモデルにお使いください。
ご注意: マット加工(艶消し加工)を施したフレームには使用できません。また、レンズ部分には絶対に使用しないでください。ご使用前にフレームの仕上げをご確認ください。
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レンズを毎日清潔に
世界的光学ブランドZEISSの個包装ワイプは、全世界で年間10億個販売されている定番品。外出先でもすぐに使えて、コーティングレンズを傷めません。
ご注意: コンタクトレンズには使用できません。レンズにゴミや砂粒が付着した状態で拭くと傷がつく恐れがあります。使用前にレンズの表面をご確認のうえ、開封後はすぐにご使用ください。
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仕上げは天然セーム革のクロスで
春日のキョンセームは、天然素材ならではのやさしい拭き心地が特徴。細かい繊維が油分・指紋をしっかり絡め取り、拭き傷をつけません。
ご注意: Amazon等では中国製の類似品が流通しています。正規品の春日(KASUGA)製品はパッケージおよびクロス表面(光沢面)に「春日」または「KASUGA」のロゴが入っています。ご購入の際は販売元が「春日」であることをご確認ください。
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まとめ——「名脇役」は、控えめという意味ではない
掛け心地はかなり良いです。フィッティングを前提とした作りですが、長時間かけていても痛くなる箇所がありません。肌に沿う感覚があり、ズレ落ちも気になりません。私はシリコン製の鼻パッドを装着しています。
BLANC..はシェイプの展開が豊富です。スクエア・クラウンパント・ボストン・ウェリントン・ツーブリッジなど、個人的に刺さるモデルが多くあります。国内の他ブランドと比べて価格も比較的控えめです。気に入ったモデルが見つかれば、次の一本の候補として十分に検討する価値があると思います。
BLANC..は、アパレル業界で18年を過ごした渡辺利幸氏が2012年に立ち上げた、鯖江製のアイウェアブランドです。フランス語の「白」を名前に据え、「Newtral」という造語をコンセプトに掲げています。
このブランドの核心は、「それぞれのファッションを格上げする名脇役としてのアイウェア」という一文に集約されます。顔に似合うかどうかだけでなく、全身で見たときにその人がおしゃれに見えるか。判断の物差しが違うのです。
現行ラインはアセテートを中心に、チタンなどのメタルを組み合わせたモデルも展開されています。価格の目安は3万6千円台から4万円台前半。調光レンズ搭載モデルは4万5千円前後です。doublet・FETICO・Maison MIHARA YASUHIROといったブランドとのコラボレーションも継続していて、百貨店でのポップアップ開催も増えています。
名脇役という言葉は、地味という意味ではありません。主役を引き立てられるだけの実力がある、という宣言です。気になった方は、ぜひ一度実物をかけて鏡を見てみてください。顔だけでなく、全身が映る鏡で見るのがおすすめです。このブランドの狙いが、そこでいちばんよく伝わると思います。
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