ブルーライトカットは本当に必要?追加すべき人・不要な人の見分け方 - 眼鏡サプリ

眼鏡を作るとき「ブルーライトカット、追加しますか?」と聞かれて、なんとなくYESと答えていませんか?効果については専門家の間でも意見が分かれており、「全員に必要」とも「全員に不要」とも言い切れないのが現状です。この記事では、費用を払う前に自分に必要かどうかを判断するための軸を整理します。おすすめ製品・選び方が気になる方は別記事でご紹介しています。


ブルーライトカットとは?「目に悪い」という話は本当か

ブルーライトカットレンズ(以下、BLCレンズ)は、デジタル機器の画面から発せられるブルーライト(波長380〜500nm程度の青色光)を一部カットするコーティングを施した眼鏡レンズです。

「ブルーライトを浴び続けると目が悪くなる」「眼精疲労の原因になる」といった情報をよく目にしますが、研究者の見解はまだ一致しておらず、どちらとも言い切れない状況が続いています。

デジタル機器から出るブルーライトはどのくらいの量なのか

日本眼科学会ら6団体が2021年4月に発表した声明のなかでは、「デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトの量は、曇天や窓越しの自然光よりも少なく、網膜に障害を生じることはないレベル」と述べられています。

つまり、スマホやPCの画面を長時間見ることで、光の強さ自体によって目の組織が傷つく可能性は低いといえます。

一方で、就寝前にブルーライトを浴びると睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌が抑制されるという研究報告があります。「目の疲れ」とは別の文脈で、夜間の使用が睡眠に影響する可能性は成人にとっても参考になる情報です。

ブルーライトカットレンズは実際に使ったことがあります。ただ正直なところ、今はあまりコーティングを入れていません。効果については見解が分かれていますし、レンズの反射光が紫がかって見えるのが、美観的に気になったからです。ちゃんと調べればわかることなのかもしれませんが、私が見た範囲では賛否両論で、少し眉唾に思えているのが本音です。とはいえ、パソコンでの長時間作業で目が疲れにくくなったと感じたことはありました(プラシーボ効果かもしれませんが)。今は濃度の低いカラーレンズをかけていて、何か聞かれたら「ブルーライトカットで少し色がついているんです」と答えようかなと思っています(笑)。

レンズの種類全般について知りたい方はデモレンズって何?眼鏡レンズの種類と正しい選び方をわかりやすく解説もご覧ください。

眼科学会はどんな立場をとっているのか

2021年4月、日本眼科学会・日本眼科医会・日本近視学会ら6団体が「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」を発表しました。この声明は主に小児(子ども)を対象としたものであり、子どもに特有の近視進行リスクへの懸念が主な論点です。

声明のなかで言及されていた「ランダム化比較試験(医学研究で信頼性の高い手法)ではBLC眼鏡に眼精疲労を軽減する効果が認められなかった」という研究報告は、成人においても参考になる情報として引用されることがあります。

「現時点の研究ではエビデンスが限定的」というのが正確な表現であり、「完全に意味がない」とも言い切れないのが実情です。


「必要かもしれない人」と「不要かもしれない人」はどこが違う?

「必要か不要か」は、生活習慣と何を気にしているかによって変わります。どちらが正解ということはなく、自分の状況に当てはめて考えるのが一番実用的です。

ブルーライトカットを検討してみる価値がある人の特徴

以下に当てはまる人は、BLCレンズが助けになる可能性があります。

  • 就寝2〜3時間前にスマホやPCを長時間使っている
    夜間のブルーライトとメラトニン分泌の関係が気になる人は、特に夜間の使用でメリットを感じるケースがあるとされています
  • 「画面を長時間見た後に目や頭が重い感じがする」と思うことがある
    研究上のエビデンスは限定的ですが、体感として楽になると感じる人もいます。「試してみる価値があるかどうか」で考えるとよいでしょう
  • 眼精疲労の原因として、ドライアイ・度数ズレ・姿勢をすでに確認済みの人
    他の原因を除外した上でBLCを試す場合は、効果を確かめやすいです

なくても問題ないかもしれない人の特徴

逆に、次のような人はBLCレンズを優先しなくてもよいかもしれません。

  • PC・スマホの使用が日中メインで、就寝前にはほとんど使わない
    睡眠ホルモンへの影響が出にくい使用パターンです
  • すでにナイトモードを活用していて、特に不便を感じていない
    代替手段で目的を達成できている場合は、費用を追加する動機が薄くなります
  • デジタル機器を使っても目や睡眠への影響を特に感じていない
    体感上の不満がなければ、オプション費用を払う根拠は見つかりにくいです

ブルーライトカットの効果の詳細・具体的な製品情報についてはブルーライトカット眼鏡は効果がある?おすすめ製品と正しい選び方をご覧ください。本記事は「要否の判断」に特化しているため、製品選びはそちらをご参照ください。


追加コストは見合う?オプション料金の目安と考え方

BLCレンズの要否を判断するとき、費用も大切な判断軸のひとつです。「体感で効果を感じるかもしれない」と思っても、コストが気になる方は多いと思います。

主要ブランドのブルーライトカットオプション費用の相場

ブランド料金(目安)備考
JINS+5,500円JINS SCREENレンズ(25%・40%・60%カット選択可)
Zoff通常+3,300円2026年9月3日まで、オンラインストア限定でキャンペーン価格¥0(期間・条件あり・要確認)
OWNDAYS+4,000円度なしクリアレンズの場合は無料

※価格は変動する場合があります。購入前に各ブランドの公式サイトで最新情報をご確認ください。

無料で試せる代替手段(OSのナイトモード等)

BLCレンズを購入する前に、費用ゼロで試せる方法があります。

  • iPhoneの「Night Shift」(設定→ディスプレイと明るさ)
    就寝前の設定時間になると、画面の色温度を自動で暖色に変える機能です
  • AndroidやWindowsの「夜間モード / Night Light」
    機種・OSの設定から同様の調整が可能です
  • モニターの輝度を下げる
    明るすぎる画面は目への刺激を増やす可能性があります

これらを2〜4週間試して体感を確認してからオプション購入を判断するのが、無駄なコストを省く現実的な方法だと思います。

費用をかける前に確認したいこと

眼精疲労の原因はブルーライトだけではありません。次の点も合わせて確認してみてください。

  • 眼鏡の度数が現在の視力に合っているか
  • ドライアイ(目の乾き)がないか
  • スクリーンから目までの距離・作業姿勢が適切か

これらを見直してもなお不調が続く場合に、BLCレンズを試す流れが理にかなっています。


迷ったとき、自分に本当に必要かどうかを判断するには?

「どうしても決められない」という方のために、判断の流れをシンプルにまとめます。

生活習慣で確認する3つのポイント

ポイント① 夜9時以降にデジタル機器を1時間以上使うことがあるか

→ YESの人は、睡眠ホルモンへの影響を気にする理由があります

ポイント② PC作業後に「目や頭が重い」と感じることがあるか

→ YESの人は、目への刺激を減らしたいというニーズがあります

ポイント③ 現在の眼鏡に度数・フィッティング上の問題がないか

→ 他の原因がないか確認するのが先です。BLCレンズは「原因のひとつに対処する手段」にすぎません

3つすべてNOの人は、BLCレンズがなくても困らない可能性が高いです。

無料の手段を先に試してから決める方法

私がおすすめするのは、次の順番です。

  1. ナイトモード(OS標準機能)を1〜2週間試す
  2. 睡眠の質や目の疲れ方に変化があるか確認する
  3. 変化があった → BLCレンズを試す価値がある(費用をかけて体感を確かめる)
  4. 変化がなかった → 別の原因を探る(度数・ドライアイ・姿勢など)

夜にスマホを長時間見ていると、覚醒してしまって寝つきが悪くなることが多いです。背景が白いと眩しく感じて目が疲れやすいので、私は見た目の好みもあって基本的にダークモードにしています。私の感覚では、ダークモードのほうが目の疲れは軽く感じます。一度ダークモードに慣れてからノーマル表示に戻すと、白背景の眩しさの違いがよくわかりますよ。夜はあまりスマホを見ないようにしつつ、こうした工夫も取り入れています。

眼鏡にまつわる「目が悪くなる?」といった疑問については眼鏡をかけると視力が悪くなる?よくある疑問を医学的に解説もご覧ください。


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まとめ:自分の状況に合わせて選べばいい

ブルーライトカットレンズが「必要か不要か」には、はっきりした正解がありません。現時点の研究では眼精疲労への効果が限定的とされつつも、夜間のブルーライトと睡眠ホルモンの関係については引き続き研究が重ねられています。

大切なのは、「なんとなく良さそう」でオプション費用を払うのではなく、自分の生活習慣に照らして判断することです。

  • 夜間のデジタル機器使用が多く、目や睡眠が気になる人 → 試す価値がある
  • 使用が日中メインで、体感的な不調もない人 → まず不要かもしれない
  • 迷ったら → まずナイトモードなど無料の代替手段を2週間試してから決める

実際に試してみようと思ったら、JINSやZoffなら店頭でスタッフに相談しながらオプションを検討できます。まずお店で話を聞いてみるのもひとつの方法です。

ブルーライトカットレンズの効果の詳細・具体的な製品選びはブルーライトカット眼鏡は効果がある?おすすめ製品と正しい選び方で詳しく解説しています。

また、レンズ選びで私が実際に経験した失敗談については沼落ち日記〜レンズ編〜でもご紹介しています。


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めがね沼ぐらし

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