「自分には似合わない」は思い込みかも。眼鏡フレームの形を知ると世界が広がる

眼鏡を選ぶとき、「いつも同じ形になってしまう」という経験はありませんか?

フレームの形にはきちんと名前があり、それぞれ印象もまったく異なります。でも、その種類を知らないまま選んでいると、気づかないうちに選択肢を狭めてしまいます。「この形は自分に似合わない」という思い込みも、知識があれば外せることがほとんどです。

この記事では、眼鏡フレームの基本シェイプ7種類とトレンドシェイプ3種類の名前・特徴を分かりやすく解説します。読み終えた頃には、これまで避けていた形を試してみたくなるかもしれません。


目次 Outline

眼鏡のフレームに「形」の名前があるって知っていましたか?

形を知らないと、いつも同じフレームを選んでしまう

眼鏡屋さんに並んでいる無数のフレーム。どれが自分に合うか分からなくて、結局いつもと同じ「なんとなく似合いそうな形」を選んでしまう——そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

これは意志が弱いのでも、感度が低いのでもありません。単純に「選ぶための言葉」を持っていないからです。

フレームの形には「ラウンド」「ボストン」「ウェリントン」など、それぞれ固有の名前があります。名前を知ることで、自分の好みを言語化できるようになり、「次はボストンを試してみよう」という具体的な行動につながります。

私自身、フレームの形の名前を知るまでは、名前を聞いたことがあっても具体的な形が頭に浮かばず、眼鏡屋さんで「こういう形が欲しい」とうまく伝えられずにいました。今は形のイメージが湧くので、「ボストンを探しています」と伝えるだけでスムーズに案内してもらえます。それだけでなく、種類を覚えることで眼鏡そのものへの関心がぐっと深まった気がします。

シェイプの名前を覚えるだけで、選び方がぐっと楽になる

シェイプの名前を知っていると、以下のようなメリットがあります。

  • 自分の好みを店員さんに正確に伝えられる
  • ネット通販やセレクトショップで絞り込みやすくなる
  • 「この形は知らなかった」という新しい発見が生まれる
  • 「似合う・似合わない」の思い込みを検証できる

知識は呪縛を解いてくれます。まずは名前から覚えていきましょう。


定番フレームシェイプ7種類の特徴と印象

ラウンド(丸形)——柔らかく個性的な印象

ラウンドは、フレーム全体が丸い形のシェイプです。柔らかな印象を与え、知性的かつ個性的なスタイルを演出できます。

ジョン・レノンが愛用したことで広く知られていますが、現代ではアーティストや感度の高いファッション好きに幅広く選ばれています。

「丸顔には似合わない」と言われることもありますが、後述するとおり、これは半分思い込みです。フレームのサイズや素材によって印象は大きく変わるので、一度試してみる価値があります。

ウェリントンやスクエアに比べて個性が強めなので、シンプルな服装と合わせるとバランスが取りやすいです。

ボストン(逆三角形)——クラシックで知的なムード

ボストンは、上部が幅広く下部が丸みを帯びた逆三角形に近い形です。クラシックでありながらどこか温かみもあり、知的なムードを出したいときに選ばれることが多いシェイプです。

ラウンドよりも少し角があるため、丸顔の方でも取り入れやすいといわれています。また、顔の輪郭を選ばずなじみやすいという特徴もあります。

定番シェイプの中でも「少し個性を出したい」という方の最初の一歩に向いています。

正直なところ、最初に手に取ったとき「少し丸みがあって、自分には合わないかも」と感じていました。そのとき店員さんに「最初は違和感があるかもしれませんが、3分もすれば顔になじんできますよ」と声をかけていただき、思い切って試してみました。今では、お気に入りのボストンフレームが手放せません。

ウェリントン(台形)——バランスがよく万人向け

ウェリントンは、上部が広く下部がやや狭い台形に近いシェイプです。ラウンドでもスクエアでもない、その中間に位置するバランスの良さが特徴です。

顔型を選ばず、どんなスタイルにも馴染みやすいため、「とりあえず失敗したくない」という方にも選びやすいシェイプといえます。

ただし、主張が控えめな分「こなれ感」が出にくい側面もあります。素材や色で変化をつけると、グッと印象が変わります。

私がウェリントンを選ぶのは、少し縦に幅があることで顔になじみやすく、主張しすぎない安心感があるからです。ビジネスにもカジュアルにも合わせやすく、まさに「万能」という言葉がぴったりだと思っています。休日のふだん使いから仕事の日まで、気づけばウェリントンを選んでいることが多いです。

スクエア(長方形)——シャープでクールな顔立ち

スクエアは、直線的で角のある長方形に近いシェイプです。知性的でクールな印象を与え、ビジネスシーンでも使いやすい形として人気があります。

顔の丸みをシャープに引き締める効果があるといわれており、丸顔や卵型の顔の方と相性が良いとされることが多いです。

ただし、きりっとした印象が強いため、コーディネート全体のバランスには気を配ると良いでしょう。

オーバル(楕円形)——上品で知的な定番シェイプ

オーバルは、縦幅が小さめの横長の楕円形シェイプです。主張が少なく顔になじみやすいことから、「眼鏡をつけていても自然に見せたい」という方に選ばれます。

上品な印象を与えやすく、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンに対応できます。一方で、個性を出したい方には少し物足りないと感じる場合もあります。

度数が強めの方は、レンズが小さいと端部の歪みが気になることもあります。眼鏡店でフィッティングを確認しながら選ぶと安心です。

度数が強いと、フレームの玉形(枠の形)が大きいほどレンズの端に歪みが出やすく、目が小さく見えやすくなります。レンズの余白が少ないほど薄くまとまるため、サイズは小さめ、形は四角より丸みのあるシェイプを選ぶことで、厚みや歪みをかなり軽減できます。私がオーバルを選ぶ理由のひとつがこれです。

ブロー(ハーフリム)——こなれた軽やかさが魅力

ブローは、レンズの上半分にだけリム(フレーム)がある「ハーフリム」のシェイプです。ナイロールとも呼ばれます。

フルリムに比べてフレームの存在感が抑えられ、顔まわりを軽やかに見せる効果があります。ビジネスシーンでも使いやすく、カジュアルにも合わせやすい守備範囲の広さが特徴です。

フレームの主張を少し抑えたいけど、リムレスほど存在感を消したくない——そんなバランス感を求める方に向いています。

クラウンパント——上部フラットな独自シルエット

クラウンパントは、レンズ上部が直線的にフラットになった独特のシルエットを持つシェイプです。ブローと似て見えることもありますが、フレームの構造や形状はまったく異なります。

上部の直線と下部の丸みが組み合わさったデザインで、クラシックでありながら個性的な雰囲気を演出できます。ヴィンテージ眼鏡好きやクラシックなスタイルを好む方に特に人気のシェイプです。

他のシェイプと並んでいると、その独自のシルエットが目を引きます。「少し変わった形を取り入れたい」というときの選択肢として覚えておくと良いでしょう。

初めて店頭でクラウンパントを見たとき、「クセが強くてクラシックすぎるかも」と感じました。フレンチビンテージの代表的な形で、他の人とは少し違う個性を演出できるシェイプです。ところが実際にかけてみると、思ったよりクセが際立たず自然な印象になるのが驚きでした。今では私も2本持っています。


今注目のトレンドシェイプ——バレル・リムレス・ダブルブリッジ

バレル(樽型)——2024〜2026年のキーシェイプ

バレルは、縦幅が大きく全体が樽のようなシルエットを持つシェイプです。ラウンドよりも縦が強調されるため、よりインパクトのある存在感があります。

2024年ごろから国内外のファッションシーンで注目を集めており、インポートブランドやセレクトショップを中心に多くのバリエーションが登場しています。

「個性的すぎて着けこなせない」と感じる方もいるかもしれませんが、シンプルなコーディネートに合わせることで、顔まわりの主役として活きてきます。はじめて挑戦するなら、小ぶりなサイズから試すのも一つの方法です。

リムレス——存在感を消してスタイルを引き立てる

リムレスは、レンズを囲むリム(枠)がないシェイプです。フレームの主張がほとんどなく、かけていることをできるだけ目立たせたくない方に向いています。

顔への干渉が少ないため、どんな服装やシーンにも馴染みやすいのが特徴です。ただし、フレームが少ない分、レンズ自体の形や大きさが顔の印象に直結しやすくなります。

強度数の方はレンズが厚くなる場合があるため、選ぶ際に眼鏡店で相談するとよいでしょう。

ダブルブリッジ——ノーズブリッジを二重にした個性派スタイル

ダブルブリッジは、鼻あて部分のブリッジが二重になったデザインのフレームです。航空パイロットが使うアビエータースタイルをルーツとしており、レトロかつスポーティな雰囲気があります。

ゴールドやシルバーのメタル素材で作られることが多く、シンプルなコーディネートに合わせると一気にこなれ感が増します。「何か一つアクセントを加えたい」というときに検討してみてください。


「この形は自分に似合わない」は本当ですか?

「丸顔に丸メガネは似合わない」は思い込みの代表例

「顔型に合わせてフレームを選びなさい」というアドバイスを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。丸顔にはスクエア、面長にはラウンド——そういったルールが広まっています。

ただ、これはあくまで一つの参考基準であって、絶対的なルールではありません。

「丸顔に丸メガネは似合わない」という話も、実際には丸顔の方でもラウンドを着こなしている人はたくさんいます。フレームのサイズ感・素材・色・着用する服装——これらすべての組み合わせが「似合う・似合わない」に影響しています。顔型という一つの要素だけで判断するのは、選択肢を狭めてしまうことになります。

似合う・似合わないを決めるのは形だけじゃない

同じラウンドフレームでも、以下の要素によって印象はまったく変わります。

  • サイズ:小ぶりか大ぶりかで、顔への存在感が変わる
  • 素材:セルロイドやアセテートは存在感が増す。メタルはすっきり見える
  • :透明・クリアカラーは軽やか。黒やべっこうは主張が強くなる
  • リムの太さ:太いと印象が強くなり、細いと軽やかになる

「似合わない」と感じていたシェイプも、サイズや素材を変えて試してみると印象が変わることがあります。気になったら一度試着してみることをおすすめします。

私自身、ボストンとクラウンパントは最初「自分には合わない」と思っていました。でも実際に試してみると、どちらも思いのほか顔になじんでくれました。最初の一歩を踏み出すとき、背中を押してくれた店員さんの存在はとても大きかったです。

【実体験】私がラウンドに苦戦している話

実は私自身、まだラウンドで「これだ」と思える形に出会えていません。個性が出やすいシェイプだからこそ、選ぶのが難しいと感じています。いつかうまく着こなせるようになりたいと思いつつ、今は形の近いオクタゴン(八角形)フレームから少しずつ挑戦しているところです。


まとめ——形を知ることが、眼鏡を楽しむ第一歩

知識は「似合う・似合わない」の呪縛を解いてくれる

フレームの形には、ラウンド・ボストン・ウェリントン・スクエア・オーバル・ブロー・クラウンパント、そしてバレル・リムレス・ダブルブリッジといったトレンドシェイプまで、実に多様な種類があります。

名前を知ることで、選ぶときの言葉が生まれます。「似合わない」という思い込みも、実際に試してみると覆ることが多いです。顔型のルールはあくまで参考のひとつ。サイズ・素材・色との組み合わせ次第で、どんなシェイプも「自分のもの」にできます。

眼鏡はもはや視力矯正の道具ではなく、ファッションを構成する重要なアイテムのひとつです。知識を持ったうえで、ぜひ自分だけのスタイルを探してみてください。

まず気になる形を一つ試してみよう

「頭では分かったけど、どこで試せばいいの?」という方に向けて、気軽に試しやすいサービスをご紹介します。


シェイプを知ったら、次は実際に見てみよう

フレームの種類を知ったところで、実際に目で見てみることが一番の近道です。オンラインで購入できるショップの中には、自宅で複数のフレームを試着できる「お試しサービス」を提供しているところもあります。

気になるシェイプを、まずはお試しで手元に取り寄せてみる——そんな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

※本記事では特定ショップの提携リンクを掲載予定です。提携が確定次第、公開前に更新します。(PR)


眼鏡をファッションとして楽しみたい方へ

この記事を読んで「眼鏡が少し楽しそう」と感じていただけたなら、次のステップとして「レンズの選び方」や「フレーム素材の違い」についても知っておくと、眼鏡選びがさらに楽しくなります。

この記事を書いた人 Wrote this article

めがね沼ぐらし

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